2018/04/22

早咲きのバラ(4/22時点)

 広島市植物公園では、「ローズフェスティバル2018」を、5/12(土)から27(日)までの土日に開催します。 いくつかのバラは、開催前に見頃をむかえます。そんな早咲きのバラをいくつか紹介します。

カナーリー・バード 2018.4.19撮影

 カナーリー・バードは、毎年バラ園で一番早くに咲き始めるバラです。鮮やかな黄色で、バラの季節の到来を告げてくれます。

オオタカネバラ 2018.4.19撮影

 オオタカネバラは、日本の寒冷地に分布する野生バラです。

ロサ・コレアーナ 2018.4.19撮影

 ロサ・コレアーナは、韓国や中国、ロシア原産の野生バラで、オオタカネバラより小ぶりの花を咲かせています。

ロサ・セリケア 2018.4.22撮影

 ロサ・セリケアは、小さな葉に白い小花が咲く可憐な野生バラですが、ステゴサウルスの背板のような立派なトゲが目をひきます。

リージャン・ロード・クライマー 2018.4.22撮影

 リージャン・ロード・クライマーは、found rose(直訳すると、道端で見つけた名無しのバラ)の中で、最も有名になったものです。中国雲南省の麗江(リージャン)の道端で見つかったことからこの名がつきました。早咲きで、例年は大型連休後半に開花のピークを迎えますが、今年はさらに早く、連休前半には満開になりそうです。

ハマナシ 2018.4.22撮影

 日本原産の野生バラで、耐寒性に優れます。
  
オールド・ブラッシュ 2018.4.22撮影

 チャイナローズにも、早咲きの品種が多くあります。オールド・ブラッシュは、中国からヨーロッパに渡って、現代バラの成立に大きな役割を果たした歴史的に重要なバラです。
  
品種不詳 2018.4.19撮影

 バラは長い歴史のある植物で、その過程で名無しとなってしまったものや来歴が分からなくなってしまったものが多数あります。このバラもその一つです。外観や香りから判断するとティー系のように思われます。国内外のいくつかのローズガーデンで、こうした名無し品種を収集し、再同定する試みが行なわれています。