2019/04/02

井上主任技師が記念講演を行います(4/6,船越公民館)

里山の野草園を管理する井上主任技師

 4月6日(土)午前11時から、船越公民館(広島市安芸区)において「第二回船越誰故草まつり記念行事」が行われます。11時30分からの講演会では、当園栽培・展示課の井上尚子主任技師が「里山の宝、たれゆえそう(誰故草)」と題して、記念講演を行います。お近くの方は、ぜひご聴講ください。

誰故草(たれゆえそう)とは

エヒメアヤメ 平成30年4月18日撮影

 誰故草の標準和名は「エヒメアヤメ」。中国東北部~朝鮮半島、日本(九州[福岡・佐賀・大分・宮崎],中国[山口・広島・岡山],四国[愛媛])に分布する大陸系の植物で、4月~5月にかけて、10センチにも満たない小さな花を咲かせます。広島県では島嶼部,沿岸部から吉備高原面のアカマツ林などの乾燥して日当たりのよい立地に分布していますが、明るい草地が減少していることから、絶滅が心配される植物の一つです[環境省・広島県:絶滅危惧II類(VU)]。

イベント予告(園内)

今年も、井上主任技師が講師を担当する「うらら池自然観察」を開講します。第1回は4月28日(日)13時30分~。マムシグサやサクラソウなど、春の山野草の生き様をわかりやすく解説します。

第二回船越誰故草まつり 案内チラシ