ゼラニウム展解説 2019年4月9日撮影 |
フクシア温室で解説 |
展示資料館ロビーに集合後、まずはゼラニウム展会場の手前にあるフクシア温室での解説です。このエリアも島田主任の担当で、中四国地方ではめずらしいエアコン設備がある温室を生かして、フクシアや熱帯高地の野生ランなど高温に弱い植物を栽培していることが説明されました。
ペラルゴニウム野生種の解説 |
次に、ゼラニウム展の展示会場に移動して、ゼラニウムの解説です。ゼラニウムという名前で園芸的に知られている植物は、実は植物学的にはゼラニウム(ゲラニウム)属ではなくペラルゴニウム属に分類されています。
ぺラルゴニウム テトラゴヌム |
変わった茎をもつ「ペラルゴニウム テトラゴヌム」など、普段園芸店で滅多に見ることのない希少な野生種のペラルゴニウムが紹介されました。
黄花の野生種 ペラルゴニウム オブロンガツム |
園芸種のゼラニウムではほとんど見ることのない、黄色の花を咲かせる野生種も、「ペラルゴニウム オブロンガツム」など数種が展示されています。園芸種との交配が難しく、なかなか園芸種に黄色の花色を発現させるのが難しいとのことでした。
変わり葉ゼラニウムの解説 |
大正から昭和初期にかけて、日本で大流行した変わり葉ゼラニウムのコレクションは、全国的に見ても大変希少なもので、当園だけでしか保存されていない品種もあります。
お知らせ・今後の予定
植物公園植物友の会の会員であれば、「職員による植物うんちくガイド」開催日は入園無料になります(駐車料は必要)。次回の「職員による植物うんちくガイド」開催日は、4月27日(土)午前11時から約1時間、テーマは「春の草花めぐり」、永木栽培・展示課長による解説です。
平成31年度の「職員による植物うんちくガイド」スケジュールは、以下をご覧ください。