Q.キバナアキギリをきれいに咲かせるにはどうすればいいでしょうか?
A.キバナアキギリは日本原産で秋に黄色い花を咲かせる可憐な草花です。夏~秋の花壇に欠かせないサルビア・スプレンデンスやハーブとして利用されるコモンセージと同じサルビア属の植物です。ただし、種類によって生育環境に違いがあり、本種や紫花のアキギリ、ヨーロッパ産のサルビア・グルチノーサなどは半日陰で湿り気の多い場所が生育適地です。
夏場に直射日光に当てると葉焼けを起こしてしまい、乾きやすい場所も苦手です。木陰や建物の北側など適した場所を選び、腐葉土やバークたい肥などで土壌改良したうえで植え付けます。場所さえ合えば、手間いらずで毎年楽しめる植物です。
地下茎で広がるので、冬から早春にかけて株分けで増やすことができます。山野草を扱う園芸店で、秋に花付き苗で出回ることが多いようです。純黄色のほか、黄色に紫のブロッチが入った花や、斑入り葉のものもあります。
[文 泉川康博]
キバナアキギリ |
園芸相談について
植物公園では、”緑の相談所”を設置しており、園芸相談員が皆様の花と緑に関する疑問にお答えします。お気軽にお尋ねください。詳細はこちら:園芸相談(緑の相談所)