子福桜(コブクザクラ) Cerasus ‘Kobuku-zakura’ |
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子福桜。このめでたい名のサクラは、春と秋から冬にかけての2回開花する、いわゆるカンザクラの仲間で、シナミザクラを片親に、ジュウガツザクラあるいはエドヒガンを掛け合わせて作られた園芸品種とされています。花弁は20~50枚もある八重咲で、白い花の中心部は開花後次第に紅色を帯びてきます。めしべも複数あって、このため1花に数個の実をつけることがあるので子福桜と名付けられたそうです。
花は直径2㎝ほどと小さく、花の柄(小花梗)が短いのでサクラらしくありませんが、まばらな白色花が、十月桜や三波川冬桜と並んで、冬のサクラ園に彩を添えています。