サガリバナ(大温室) 令和2年8月1日撮影 |
大温室入口正面にあるサガリバナが見頃になっています。
サガリバナは熱帯・亜熱帯地域の水辺に分布している植物で、国内では奄美大島以南の南西諸島に自生しています。花がフジのように垂れることから別名サワフジとも呼ばれます。
植物公園では大温室内の池周辺に植栽してあり、例年9月上旬頃まで観賞することができます。花は夜開性の一日花で夜間に満開となり、日が当たると萎れてしまうため、樹上で咲いている花を観賞するには夜間開園か曇雨天時の午前中の早い時間に来ていただくしかありません。
水面に浮かぶサガリバナ (西表島) |
花は午前中のうちに散ってしまいますが、落ちた花が水面に浮いている様子も風情があり、自生地がある西表島では早朝に川の水面に浮かんでいるサガリバナの花を観賞するツアーもあるほどです。
赤いサガリバナ 令和元年8月17日撮影 |
また、大温室内には花が赤色のサガリバナ(バーリングトニア・アクタングラ)もあります。こちらは小さな蕾ができたばかりです。こちらも咲き始めましたらこのブログでお知らせします。
赤いサガリバナの蕾 令和2年8月4日撮影 |