2021/05/20

今日の植物公園[5月20日号]:園内ぶらぶら散歩(3-2)

 今日は雨が降っているのでベゴニア温室を回ってみようと思います。

ベゴニア温室入り口 令和3年5月20日撮影

 植物公園入口からまっすぐカスケード(正面の大階段)を上がって中段ぐらいを右に入るとあります。
 
ベゴニア温室 ドア付近 令和3年5月20日撮影

 ベゴニア温室入ってすぐです。

コラリーナ・ドゥ・ルッツェルナ 令和3年5月20日撮影

 ベゴニア温室の真ん中に巨大ベゴニアがあります。木立性(こだちせい)交配種のコラリーナ・ドゥ・ルッツェルナです。ベゴニアは一般的に「球根性」「根茎性」「木立性」の3つのグループに分かれます。簡単に言うと「球根(根茎)がなくて茎が直立するベゴニア」が木立性の特徴です。
 
ベゴニアのハンギングバスケット 令和3年5月20日撮影

 ベゴニア温室を左回りに回ってみます。

ベゴニアのハンギングバスケット 令和3年5月20日撮影

 たくさん花がぶら下がっています。

ベゴニアのハンギングバスケット 令和3年5月20日撮影

 左側のガラス奥はバックヤードです。
 
球根ベゴニア 令和3年5月20日撮影

 キレイな花が咲いています。ずらっと並べてあります。
 
球根ベゴニア 令和3年5月20日撮影

 奥にも並べてあります。
 
ベゴニア温室の様子 令和3年5月20日撮影

 ベゴニア温室真ん中の少し上の入口から見て左側です。
 
ベゴニア 緑霞、紅彩 令和3年5月20日撮影

 こちらは入り口から見て右側です。以下の2品種(緑霞、紅彩)は広島市植物公園が独自に育種したものです。公立の植物園による草花類等の品種登録は日本で初めてでした。
 
ベゴニア 緑霞 令和3年5月20日撮影

 木立性の緑霞です。写真の真ん中です。矢竹(やたけ)型(茎に節ができるタイプ)木立性ベゴニアでは世界初の黄花品種。矢竹型木立性ベゴニアの黄花品種はひとつもなく、世界中のブリーダーのあこがれでした。広島市植物公園では約20年にわたって黄花ベゴニア誕生に力を注ぎ、ようやく成功しました。光沢のある葉と黄色の花の調和がよく、自然にこんもりとした形に仕上がるので、鉢物として最適です。
  
ベゴニア 紅彩 令和3年5月20日撮影

 木立性の紅彩です。緑霞によく似た草姿でピンク色の花が咲きます。ピンク色で小輪の花が下の方から咲き、ほとんど全ての枝に花がつくので、写真のように、株全体が花に覆われ、シャンデリアのように美しいです。分枝性がよく、自然にこんもりとした形に仕上がるので、鉢物としてバランスがよいです。
 
ベゴニア 炎の舞 令和3年5月20日撮影

 木立性の炎の舞です。紅彩の父親です。

 ベゴニア温室は通年できれいに咲いた花を見ることができます。臨時休園が終わったら、ぜひ足をお運びください。