2021/05/09

今日の植物公園[5月9日号]

 広島市植物公園は、広島県「新型コロナ感染拡大防止集中対策」を踏まえた広島市主催イベント等の開催及び広島市所管施設の臨時休館等の方針に従い、5月8日(土)から6月1日(火)の間、臨時休園しています。

 休園期間中は、園内の開花情報や自宅で学べる・楽しめる植物に関する情報を日替わりで提供していきます。

 人と人との接触機会を減らす取組にご理解とご協力をお願いいたします。

本日の話題:わかばの像(大花壇)

 園内に入ると、目の前には季節の花々で彩られた大花壇が広がっています。5月に入り、夏の花に植え替えをしました。現在は銅葉のベゴニアとピンクのペチュニアが植わっており、再開園後に向けて頑張って育てています。

 さて、大花壇の中央には小鳥を持った少女のブロンズ像が来園者をお出迎えしているのですが、ご存じでしょうか?

 正面の大温室のガラスが目立つので、気づかずに通り過ぎている方も多いかもしれません。せっかくの機会ですので、改めてこの像について紹介したいと思います。

現在の大花壇とわかばの像 令和3年5月9日撮影

 このブロンズ像は「わかば」と名付けられており、実は開園当時から同じ場所で皆さんをお出迎えしています。植物公園の開園記念として広島青年会議所から寄贈を受けたもので、作者は周防大島町久賀出身の彫刻家 [林 健(はやし たかし,1908-2002)さん]です。

開園当初の大花壇とわかばの像(昭和53年冬頃)

 少し画角は異なりますが、設置当時の写真(昭和53年冬頃)が見つかりました。2枚の写真を比べてみると、周辺の木が40年の間にずいぶん大きくなっていることが分かります。また、現在の芝生広場周辺(わかばの像の後ろ)に見えるアカマツの林は現在はなくなっています。

 除幕式の白黒写真も見つかりましたので、あわせてご紹介します。写真に日付はありませんでしたが、開園日(昭和51年11月3日)の前後だと思われます。

ブロンズ像「わかば」の除幕式の様子

ブロンズ像「わかば」の除幕式の様子

 最後に、広島市内には、当園のわかばの像のほかに多くの公共彫刻(パブリックアート)が設置されています。同じ作者の作品は五日市公民館(佐伯区新宮苑)や広電江波車庫前(中区江波)などで見ることができます。

 広島市内の主要な屋外彫刻については、広島市観光概況(令和元年(2019年)データ)のp62~65にまとめられていますので、近隣の散歩や街歩きなどにご活用ください。