入口正面の花壇から大温室を望む |
植物公園のチケット売り場を抜けると、まずは花壇がみなさんをお出迎えします。こちらの花壇は一年草が中心で、季節ごとに植替えを行い、四季の草花を年中お楽しみいただけるよう維持管理しています。今日は、現在の花壇の様子を紹介します。
大花壇 |
チケット売り場を抜けて右手のブロンズ像のある花壇が「大花壇」です。現在、ベゴニアとペチュニアで幾何学模様を描いています。
ベゴニア‘F1ビッグデラックス’ |
暑さに強い丈夫な品種で、ベゴニアとしては大型になるタイプです。赤い花に銅葉が美しいですね。
ベゴニアに合わせて植えてあるペチュニアは‘スーパーチュニア ビスタ シルバーベリー’という品種です。生育旺盛で梅雨の雨にもよく耐えるので、大規模な花壇によく用いられています。
小花壇とトピアリー |
大花壇の向かいにある長い花壇が「小花壇」です。オレンジ色と黄色のマリーゴールドが植えてあります。後ろにはマメツゲを刈り込んで動物の形に仕立てたものも展示しています。このように、植物を刈り込んだりする事によって動物等の形に仕立てたものをトピアリーと呼びます。それぞれ何の形に見えますか?
マリーゴールド |
マリーゴールドの品種は、黄色がフレンチマリーゴールド‘ボナンザ イエロー’、オレンジ色がアフリカンマリーゴールド‘デュランゴ タンジェリン’です。
カスケード池下花壇 |
トレニアミックス |
大花壇・小花壇から大温室に向かう大階段は「カスケード」と呼ばれるエリアです。イタリア式庭園に用いられる階段状の滝を意味する名の通り、傾斜地を生かした滝と池を備えたエリアです。カスケードの下の池のところの花壇にはトレニアを植えています。
池下花壇の反対側にはベゴニアとトレニアを植えた花壇があります。赤と白のベゴニアがなにやら不規則に植えてあるように見えますが・・・
展示資料館の2階から眺めると「Carp」の文字と錦鯉が浮かび上がります!
カスケード下花壇 遠景 |
展示資料館の2階から眺めると「Carp」の文字と錦鯉が浮かび上がります!
トレニア‘スーパートレニア カタリーナ ブルーリバー’ |
ベゴニアの縁どりにはトレニア‘スーパートレニア カタリーナ ブルーリバー’をチョイスしています。暑さに強く、次々と開花します。すっきりとした青紫の花も涼し気でいい雰囲気を出しています。
以上、園内の花壇の様子をお届けしました。冒頭でも述べたように、こちらの花壇は季節により植替えを行います。もう少し暑くなってくると今度は夏の草花が登場しますので、こちらもお楽しみに。