園長のおすすめ(ハイノキ)
広島市植物公園ブログ
2023/04/18

園長のおすすめ(ハイノキ)

ハイノキ Symplocos myrtacea Siebold et Zucc.

  ハイノキは「灰の木」と書き、幹や葉を焼いた灰汁を染色させるための媒染剤に使用したことに由来します。材は緻密で、将棋の駒や民芸品などに使用されます。また、成長が遅く、枝も自然に出ることから、庭のシンボルツリーとしての利用もされています。 

 ハイノキ科ハイノキ属で、関西以西を原産とする常緑樹で半日蔭になる森林に自生しています。4~5月に白い花を咲かせ、秋にオリーブを小さくしたような黒紫系の実をつけます。

(園内位置:樹林観察園)