園長のおすすめ(ビワ)
広島市植物公園ブログ
2023/12/19

園長のおすすめ(ビワ)

ビワ Eriobotrya japonica (Thunb.) Lindl.

 子供のころ、ビワの木にメジロが来るのを楽しみにしていたのを思い出します。

 花芽が分化するのは6月から7月、前年枝の頂芽のほかにその下の枝などにも着生します。ナシなどのバラ科の果樹では、ふつう(花芽は)秋に休眠に入りますが、ビワには休眠がないため、9月に入ると出蕾し、11月には開花が始まります。その後、12月には最盛期を迎え、2月頃まで開花が続きます。 

 ビワのなかまの野生種は20種ほどあり、中国南西部が原産地です。日本には古くから渡来していましたが、果樹としての利用はあまりされなかったようです。江戸時代末期に大果種の「茂木」、「田中」が出現し、本格的に栽培が始まりました。

[園内位置:香りの小径]