広島市植物公園ブログ: 9月22日の開花予想（夜間開園）

サガリバナ　平成30年9月15日撮影

　サガリバナは熱帯・亜熱帯に分布する常緑樹です。日本には奄美大島や西表島などの川沿い（マングローブの後背地や湿地）に自生しています。沖縄の夏の夜を代表する花として、しばしばマスコミに取り上げられる話題の植物です。花が房状に咲くことから、サワフジの別名もあります。花火のように見えるのが桃色のおしべで、先端の葯（やく）は黄色。花弁はあまり目立ちませんが、よく見るとおしべの奥に4枚の花びらがついています。

　当園でのサガリバナの開花のピークは、例年7月と今の時期（9月）の2回です。今年は、4月末に季節外れの開花が見られたので、どうなることかと心配していましたが、つぼみがたくさんついていますので、今週末もお楽しみいただけます。平日でも開園してすぐであれば、前日の花がまだ残っていますので、まずは大温室を覗いてみてください。