7回目の更新では、花がネジ状に咲く植物「ネジバナ」を紹介します。ロックガーデンと針葉樹園で、数株ずつが咲いています。
ネジバナ(令和元年7月4日撮影) |
ネジバナの花(令和元年7月4日撮影) |
直線に咲いたネジバナ(令和元年7月4日撮影) |
変わったねじれのネジバナ(令和元年7月4日撮影) |
ネジバナは日本各地で見ることができるラン科の多年生植物です。ラン科にしては珍しく、芝生や公園の草地など人の目につく所で生育するので、見たことがある方もいるかもしれません。ただ、夏に花が咲くまで目立たないため、雑草として刈り取られてしまうこともあります。
名前のとおり、ネジ(螺旋)状にカトレアに似たピンク色の小さな花を咲かせます。ねじれる方向は決まっておらず、右巻き左巻きのどちらもあります。また、同じ株の中でも直線に咲いたり、変なねじれ方をするものもあります。
別名はモジズリ(捩摺)と呼ばれ、信夫捩摺(シノブモジズリ)という織物のねじれた模様に似ていることから、この名前が付いたそうです。