ハチタケ(平成30年7月撮影) |
広島市植物公園内では植物だけでなく様々なキノコも生えています。その中でも変わったキノコ、冬虫夏草をこの時期ぐらいから園内の樹林観察園などで観察することができます。
冬虫夏草は主にセミやハチなどの虫を栄養源として成長するキノコで、昔の中国で「冬は虫の姿、夏は草の姿になる」と考えられたことからこの名があります。冬虫夏草の一部は漢方薬にも使われており、名前を聞いたことがあるかもしれません。
クモタケ(平成30年7月撮影) |
広島市植物公園では6月21日(月)~7月25日(日)に「冬虫夏草展 ~瀬戸内虫草団となかまたち~」を開催します。普段はなかなか見ることのできない冬虫夏草を写真や標本などで見ることができる数少ない展示会です。
また、冬虫夏草展に併せて7月4日には瀬戸内虫草団会員による、毎年恒例の冬虫夏草観察会を行います。過去には園内で新種と思われるミドリコナコガネムシタケ(仮称)も発見されており、変わった冬虫夏草を発見することができるかもしれません。
冬虫夏草観察会は定員が30名で、応募者多数の場合は抽選となります。詳細についてはこちらをご覧になったうえでご応募下さい。
令和3年度 冬虫夏草展チラシ |