さくらだより(3月28日時点)
広島市植物公園ブログ
2020/03/28

さくらだより(3月28日時点)

越の彼岸桜が満開です。花数がとても多い品種で、満開時は枝先が見えないほどピンク色に染まります。

越の彼岸桜 2020年3月28日撮影

越の彼岸桜 2020年3月28日撮影
ベンチに座って目線の高さで桜を楽しむことができます。


染井吉野 2020年3月28日撮影
 いよいよソメイヨシノが咲き始めました。23日(月)に、樹上に2~3輪の開花を確認することができましたが、その後咲き進み、現在は5分咲きです。

染井吉野とコバノミツバツツジの花の競演 2020年3月28日撮影
 染井吉野の株元にあるコバノミツバツツジも、濃いピンクの花を咲かせ始めました。
2種のコラボは、当園でも自慢の風景の一つです。

紅枝垂 2020年3月28日撮影
 紅枝垂はエドヒガンの枝垂れタイプです。株により花色は濃淡があります。こちらの2本の木も、手前は淡いピンク、奥は濃いピンクです。

三春の滝桜 2020年3月28日撮影
 エドヒガン系の桜は、長寿な反面、木が若いうちはなかなか花が咲きません。三春の滝桜は、植えて数年経ちますが、今年はようやくまとまった花数が咲きました。


小松乙女 2020年3月28日撮影
 小松乙女は、上野公園の小松宮彰仁親王銅像前に原木がある、エドヒガン系の桜です。この系統にしては珍しく、年数を経ても高さ数メートルと小型の樹形です。

小松乙女 2020年3月28日撮影
小松乙女は、植えてから数年間、花数が非常に少なかったのですが、今年はかなりしっかり咲いてくれました。

佐藤染井 2020年3月28日撮影
 佐藤染井は、染井吉野の枝変わりとして広島で発見された桜です。元品種よりもピンク色が濃くなっています。また、元品種より若干遅咲きのように思われます。


広島江波山桜 2020年3月28日撮影
 広島江波山桜のつぼみが開き始めました。染井吉野より少し遅れて満開になります。

八重紅大島 2020年3月28日

八重紅大島は、八重の桜としてはかなり早咲きで、すでに5分咲きになっています。




2020年さくら開花状況


主な品種 2/153/73/143/203/28
カンザクラ(早咲き)満開終わり
カワヅザクラ咲き始め満開終わり
カンザクラ(晩咲き)つぼみ5分咲き満開散り始め終わり
カンヒザクラつぼみ満開満開満開終わり
ケイオウザクラ咲き始め満開散り始め終わり
マメザクラ3分咲き5分咲き満開
ソメイヨシノつぼみつぼみ5分咲き
ベニシダレつぼみ7分咲き
ヤエベニシダレつぼみつぼみ
 ヒロシマエバヤマザクラ咲き始め
ウコン
 御衣黄
サトウソメイ つぼみ3分咲き
 ヤエベニトラノオ
関山 
オオシマザクラ
サトザクラ類
(一葉など)
ヤエザクラ類
(普賢象など)
キクザクラ系
(遅咲き)