見どころ案内 第508号
広島市植物公園ブログ
2021/07/24

見どころ案内 第508号

見どころ案内 第508号(2021年7月24日発行)
今週の植物公園:アリ植物の魅力を熱く語る
広島市植物公園ブログ
2021/07/22

今週の植物公園:アリ植物の魅力を熱く語る

 開催中の「アリと生きる植物展」にて展示している、アリ植物の魅力の一部をご紹介します。いままであまり見る機会が無かった、珍奇な造形をもつ植物を展示しています。

 そもそも、アリ植物とは、アリと共生関係にある植物のこと。

 では、アリとの共生とは、なんでしょうか?
  1. エライオソームでアリに「餌」を与えるもの
  2. 花外蜜腺から蜜を出してアリに「餌」を与えるもの
  3. ドマティア、ダニ室といわれる「巣」をあたえるもの
 今回の展示では、3のドマティアを持つ植物を中心に約90点を紹介しています。ドマティアを持つ植物は、熱帯地域のみに分布し、約700種(約50科160属)あるといわれていますが、調査をすればもっとたくさんあるとも考えられています。
 
展示の様子

 アリ植物のなかでも、特に奇異な形で特徴的なもののひとつがアリダマ。アリダマは、現在約142種あるとされていますが、明確に確認できるものはその三分の一程度。生態についてはフィジーやパプアのごく一部の種が調査されているだけで多くは謎に包まれているそうです。

 アリの巣として利用されるアリダマの内部の空洞は、アリがいなくても形成されます。この空洞の中でアリの排泄物など堆積したものを植物は養分として吸収しています。 表面にある穴の一部がアリの巣への出入口になっています。

 アリダマの形も様々で、下の写真のようにトゲの形に特徴のあるものもあります。

ミルメコディアの一種(アカネ科) 

塊茎のトゲの形が独特 細かい穴は通気孔。

 アリダマを割ったものも展示しています。

 アリダマの塊茎部は成長を続けており、万が一割れてしまっても内側から復元し、孔は閉じてしまいます。穴が閉じるかどうかは植物体の活力次第。植物が弱っているとそのまま朽ちてしまいます。ダメになりそうだとアリは早めに引っ越しをはじめてしまうそうです。

ミルメコディア ツベロサ ‘ランフィ’(アカネ科)

 見ているだけでも、カッコよさが伝わるものもあります。

ミルメフィツム アルファキアヌム(アカネ科)

青い花が咲く

トコカ ギアネンシス 葉の付け根のふくらみが特徴

 ここに紹介できなかった内容も多く、謎だらけのアリ植物。興味はつきません。

 7月24日(土)13時30分から、展示協力をいただいている伊藤彰洋氏によるアリ植物の講演会があります。ぜひお越しください。
広島市植物公園 花めーる 2021年7月第1号
広島市植物公園ブログ
2021/07/21

広島市植物公園 花めーる 2021年7月第1号

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広島市植物公園 花めーる
2021年7月第1号

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 先日の配信でもお伝えしたとおり2021年7月第1号を持ちまして「広島市植物公園花めーる」のメール配信は終了いたします。長らくのご愛顧ありがとうございました。

 引き続き、展示会イベント情報はブログにて花めーるとして毎月初め頃に配信いたします。また、当園のホームページやブログ、公式twitterなどで見ごろの花やイベント情報をお伝えして参りますので、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

イベント情報        


〇展示温室
アリと生きる植物展
7月17日(土)~8月1日(日)

▼内容 植物体内にアリを住まわせ共生しているアリ植物を、アリ等の小動物を育つための栄養としている食虫植物の展示会とタイアップして企画展示し、植物と動物との関係を紹介します(世界の食虫植物展との同時開催)。チラシはこちら(PDF)

世界の食虫植物展
7月17日(土)~8月15日(日)

▼内容 ハエトリグサやウツボカズラなど世界の食虫植物を展示し、自生地の風景を写真で紹介します。チラシはこちら(PDF)

変化朝顔展
8月21日(土)~8月29日(日)

▼内容 花や葉が変化した珍しいアサガオを展示します。チラシはこちら(PDF)

〇展示資料館展示室  

冬虫夏草展 ~瀬戸内虫草団となかまたち~
6月21日(月)~7月25日(月)

▼内容 昆虫やクモ、ダニ等に寄生して、おもしろい形や色をもつ子実体を形成する冬虫夏草を紹介します。チラシはこちら(PDF)

特別企画展「ミツバチと花の“おいしい”関係展」

7月31日(土)~8月31日(火)
▼内容 ミツバチの生態の紹介やミツバチが訪れる蜜を出す植物(蜜源植物)との関わりについて焦点を当てた企画展を開催します。チラシはこちら(PDF)

〇その他

サマーフェア
▼期間 7月17日(土)~8月31日(火)
▼内容 水遊びやクイズラリーなど、様々なイベントを開催します。チラシはこちら(PDF)


[代替] みどりとむし講座「カブトムシとクワガタムシ」
▼日時 7月22日(木・祝)午前11時~正午
▼内容 身近なカブトムシやクワガタムシを題材として、昆虫が集まる植物の紹介や説明、昆虫の特徴や育て方について、こんちゅう館の職員と一緒に解説します。先着100名。
▼講師 こんちゅう館職員・本園職員
▼備考 7/11の代替講座です。事前申込制ではなく、当日先着順(100名)の受付となります。昆虫とのふれあい(タッチ)は実施しません。

職員による植物うんちく語り
▼日時 7月24日(土)午前11時~正午
▼内容 「夏の花壇と鉢植え植物」をテーマに植物の解説等を植物公園職員が行います。先着100名。

アリ植物講演会
▼日時 7月24日(土)午後1時半~
▼内容 アリと生きる植物展の開催にあわせ、魅力をより深く理解していただくために講演会を開催します。先着100名。

特別企画展講演会「ミツバチのはなし」
▼日時 7月31日(土)午後1時~2時
▼内容 ミツバチと花の“おいしい”関係展の開催にあわせ、ミツバチの特徴や恵みなどについて昆虫の専門家がわかりやすく解説します。先着100名。
▼講師 こんちゅう館 松尾主任技師

特別企画展ギャラリートーク
▼日時 8月3日(火)・24日(火)午前10時~10時半
▼内容 「ミツバチと花の“おいしい”関係展」の展示内容について、担当職員が展示会場にて解説します。各日先着10名。

食虫植物実演会
▼日時 8月8日(日)午後1時半~
▼内容 食虫植物を紹介し、栽培方法や魅力について実演・解説します。先着100名。

職員による植物うんちく語り
▼日時 8月10日(火)午前11時~正午
▼内容 「サギソウと野生ラン」をテーマに植物の解説等を植物公園職員が行います。先着100名。

変化朝顔展解説
▼日時 8月22日(日)午前10時~11時
▼内容 変化朝顔展の解説をします。先着100名。

職員による植物うんちく語り
▼日時 8月28日(土)午前11時~正午
▼内容 「植物が子孫を繋ぐ仕組み(受粉・散布)」をテーマに植物の解説等を植物公園職員が行います。先着100名。

夜間開園~サガリバナと夜の植物の競演~
▼日時 8月21日(土)・28日(土)、9月4日(土)・11日(土)・18日(土)・19日(日)
午後9時まで開園時間の延長(入園は午後8時半まで)
▼内容 夜に咲くオオオニバスなど、夜の幻想的な植物を紹介します。サガリバナ、ヨルガオなど夜開性植物を中心に植物のライトアップ、光り輝く恐竜の世界などを開催します。

事前申込制のイベント


 詳細・申し込みは参加者・受講生募集のページをご覧ください。往復はがきのほか、インターネットからもお申込みいただけます。

鳴く虫観賞会(8/10締切)
▼日時 8月28日(土) 午後7時15分~[1回目]、8時~[2回目]
▼内容 夜間開園時にコオロギ等の鳴く虫やその声を観賞します
▼講師 こんちゅう館職員ほか
▼参加費 無料(入園料・駐車料金は別途必要)
▼定員 往復はがきに、住所、氏名、電話番号、希望の時間帯を記入し、8月10日(火)(必着)までに植物公園へ。各日抽選25名。ホームページからも申込できます。


見ごろの花やイベント情報などは植物公園公式twitter(@HBGhiroshima)でも発信しています。




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 編集・発行 : 広島市植物公園
 ご意見・ご感想: hiroshima-bg@midoriikimono.jp
 Webサイト: http://www.hiroshima-bot.jp/
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