今週の植物公園(早春の花)
広島市植物公園ブログ
2022/01/20

今週の植物公園(早春の花)

 またまだ寒い日が続いていますが、屋外では早春の花が咲き始め、段々と春の兆しが見え始めています。今回は芝生広場奥と日本庭園で見られる早春の花の開花状況をお伝えします。

芝生広場奥

・ソシンロウバイ

ソシンロウバイ(令和4年1月18日撮影)

 ソシンロウバイは今からが見頃になります。園芸店などで「ロウバイ」として売られている多くはこちらのソシンロウバイ(素心蝋梅)になります。ロウバイと比べて花が大きく、「素心」というように暗紫色の部分が無く、全体が黄色いのが特徴です。

・シナマンサク

シナマンサク(令和4年1月18日撮影)

 シナマンサクは現在咲き始めで来週以降が見頃になりそうです。マンサク科の花で、パーティークラッカーが弾けたような黄色い花を咲かせます。

・ロウバイ

ロウバイ(令和4年1月18日撮影)

 先日から咲いていたロウバイの花は最盛期を過ぎて傷み始めています。ロウバイはソシンロウバイと比べて花が小振りで、内側の中心部が暗紫色をしています。

日本庭園

・ウメ

ウメ'冬至'(令和4年1月18日撮影)

 日本庭園ではウメの'冬至'が一輪だけ咲いていました。野梅性の早咲き品種で、園内では一番早く咲くウメです。例年だと12月から開花しますが、今年は少し開花が遅いようです。

・ハナモモ

ハナモモ'雛遊び'(令和4年1月18日撮影)

 ハナモモの'雛遊び'が数輪開花しています。名前のとおり雛祭りの時期ぐらいに咲く品種ですが、今年はずいぶん早く開花しています。

おまけ

・アイスチューリップ

アイスチューリップ'ファーストクラス'(令和4年1月18日撮影)

 早春の花ではありませんが、カスケードでチューリップが咲いています。これはアイスチューリップと呼ばれ、温度処理をすることで冬に開花させているものです。
 花の少ない時期にチューリップが楽しめ、低温期に開花させることで花を長く楽しめるという利点があります。