青い宝石「ヒスイカズラ」が開花
広島市植物公園ブログ
2021/03/24

青い宝石「ヒスイカズラ」が開花

ヒスイカズラ Strongylodon macrobotrys A.Gray

 大温室では、フィリピン原産のつる植物「ヒスイカズラ」が開花しています。ヒスイカズラは「女王の首飾り」とも呼ばれ、翡翠色の宝石のような輝きを放つ花は殊に美しく、一見の価値があります。今年はたくさんのつぼみがついているので、4月にかけて長く楽しめそうです。目線の高さで咲いているので、近くで観賞したり、写真に収めることもできますよ。

大温室で見ごろの花

 大温室では、ヒスイカズラのほかにも様々な熱帯の花が咲いています。目立つものをいくつか紹介します。写真は全て昨日(令和3年3月23日)撮影したものです。

ラッセリア(ハナチョウジ)Russelia equisetiformis Schldtl. et Cham.

ナンヨウザクラ(テイキンザクラ) Jatropha integerrima Jacq.

ライスフラワー Ozothamnus diosmifolius (Vent.) DC.

ジャボチカバ Myrciaria cauliflora (Mart.) O.Berger

マンゴー Mangifera indica L.

ローレルカズラ Thunbergia laurifolia Lindl.
職員による植物うんちく語り[継続]
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職員による植物うんちく語り[継続]

令和2年9月8日実施回 テーマ:秋の大温室散策

 令和3年度も「職員による植物うんちく語り」を継続します。本講座では、当園職員が見ごろの植物やコレクション展示(温室植物など)、企画展示など、植物公園の見どころを毎回テーマを決めて約1時間で解説しています。植物のことをわかりやすく学べるおすすめの講座です。当日自由参加(定員100名)ですので、お気軽にご参加ください。

講座の概要

  • 講座名
    • 「職員による植物うんちくガイド」
  • 開講日時
    • 毎月第2火曜日・第4土曜日 午前11時~正午
  • 講師
    • 広島市植物公園職員
  • 会場
    • 展示資料館2階講堂
  • 定員
    • 当日先着100名

年間予定表(テーマ)


・職員による植物うんちくガイド 年間予定表(令和3年度)
カイツブリの抱卵[うらら池]
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カイツブリの抱卵[うらら池]

うらら池[隠里溜池]

 園内にはうらら池という愛称の付いたため池があり、池のほとりを散策できるようになっています。正式には「隠里溜池(かくれざとためいけ)」という名前で、広さは 6,964.37㎡あります。このため池はもともとは昭和14年の大干ばつを受けて、戦時中に作られた農業用のため池です。今日でもその面影は残されていますが、戦後の高度成長期に市街化が進むまでは、植物園の周辺(五日市観音地区)には水田が広がっており、農業用水の水源としての機能を果たしてきました。若いころにはこの池で泳いだことがあるという話を年配の方から聞いたこともあります。その後、平成13年3月に広島市がため池を取得し、現在は植物公園の一部となっています。

 さて、前置きが長くなりましたが、現在、写真中央のアカマツの株元でカイツブリが抱卵を行っています。

カイツブリの抱卵1

 カイツブリは成鳥でも全長30センチに満たない小さめの水鳥で、カモと一緒にいるとカモの子供の様にも見えます。水草を積み重ねて水面に浮巣をつくるのが特徴で、池に向かって倒れたアカマツの枝に引っ掛けるように器用に巣を作っている様子が写真からも分かります。卵を温めているようなので、対岸から望遠レンズでこっそりのぞいてみました。

カイツブリの抱卵2(交互で卵を温める)

 カイツブリは夫婦平等の鳥だそうで、卵を温めるのも夫婦が交代して行うそうです。雌雄の見た目はよく似ているので、どちらが雌かはよくわかりません。

カイツブリの抱卵(卵をくちばしでまわしている所)

 抱卵を交代したタイミングで、巣の中に卵があることが分かりました。ひなが生まれたらまたブログでお知らせします。園内ではほかにもたくさんの野鳥を観察できますが、自然の生きものは静かに見守りましょう。