園長のおすすめ(ニホンイシガメとクサガメ)
広島市植物公園ブログ
2022/09/29

園長のおすすめ(ニホンイシガメとクサガメ)

ニホンイシガメとクサガメ

 ニホンイシガメはイシガメ科イシガメ属に分類されるカメで、単にイシガメとも呼ばれます。本州、四国などに分布し、湖沼や河川でみられます。甲長は雄で15cm、雌で25cmになり、甲羅は3本の隆起があり、後縁もぎざぎざですが、大きくなると目立たなくなります。 

 クサガメは同属のカメで、中国や朝鮮半島が原産です。日本には200年以上前に輸入されたといわれます。甲長は30cmほどで、雌の方が大きくなります。昼行性で日光浴を好みます。

 本来日本にいる固有種のカメは2種類のみ(もう1種は沖縄に生息するリュウキュウヤマガメ)ですが、外来種が多く、国内で確認されたのは20種以上といわれています。

(園内位置:うらら池周辺)