睡蓮鉢の熱帯性スイレン①
広島市植物公園ブログ
2021/10/05

睡蓮鉢の熱帯性スイレン①

 当園ブログ9月4日付記事「今日の植物公園:熱帯性スイレンの世界」にて、熱帯スイレン温室と大テント前の睡蓮鉢の様子をお伝えしましたが、睡蓮鉢展示の熱帯性スイレンは見ごろを終えようとしています。


睡蓮鉢の展示

 10月2日と10月3日の土日は約50品種を展示していますが、以降、徐々に撤収を行い、10月9日と10月10日の土日にお見せできるのは約30品種、10月11日には完全撤収予定です。


 9月30日まで続いた臨時休園のため、見ごろの時期に熱帯性スイレンをお見せすることは叶いませんでしたが、写真を用いて、数回にわたり品種紹介をしたいと思います。なお、睡蓮鉢展示は来年については未定ですので、当園ブログで今回の展示の雰囲気をお伝えできたらと思います。


 今回、睡蓮鉢コーナーで展示した熱帯性スイレンは、以下の3テーマを主軸に展示を行いました。

睡蓮鉢でも育てやすく入手もしやすい、家庭でも楽しめる品種

一般には流通しておらず、展示施設でしか見ることのできない観賞価値の高い品種

日本で誕生した、睡蓮鉢向けの新しい品種


 第1回目は「①睡蓮鉢でも育てやすく入手もしやすい、家庭でも楽しめる品種」を紹介します。どれも花上りがよくお勧めの品種たちです。


ティナ

ティナ Nymphaea ‘Tina’

 青紫の花がとても鮮やか。濃いグリーンの葉をもち、熱帯性スイレンの魅力を存分に感じることができる品種。筆者が初めて育てた熱帯性スイレン。初開花時の感動は未だに鮮明に覚えています。

キー・ラルゴ


キー・ラルゴ Nymphaea ‘Key Largo’

 蛍光色のようなラベンダー色の花弁は他に類がなく、また、幅の広い花弁と相まって可憐な印象。葉には模様が入る。


ブリンク

ブリンク  Nymphaea ‘Blink’

 白、水色、ラベンダーピンクと様々な色のエッセンスをもち、不思議と引き込まれる花色。何度もまばたき(Blink)して見つめたくなる。


ジャニス

ジャニス Nymphaea ‘Janice’

 白花と模様の入る葉のコントラストが印象的。家庭向けの白花では最も丈夫な品種。


マミヤオ


マミヤオ Nymphaea ‘Mameaw’

 花茎と萼は濃いえんじ色で、ピンクの花弁とのコントラストが美しい。


ドーベン

ドーベン Nymphaea ‘Dauben’

 園芸品種としては最古の部類ながら、抜群の花上りと小さな容器への適応能力をもつ。この丈夫さゆえに160年も受け継がれてきた。花の香りもよく、初めてスイレンを育てる方にもおすすめ。


いかがでしたでしょうか。ぜひ来夏、お手元で熱帯性スイレンを楽しんでみては?


次回に続きます。