今日の植物公園:熱帯性スイレンの世界
広島市植物公園ブログ
2021/09/04

今日の植物公園:熱帯性スイレンの世界

熱帯スイレン温室

大テント前展示

 現在は広島市植物公園は臨時休園中ですが、休園明けに向けて熱帯スイレンの展示を拡充しており、熱帯スイレン温室内の池に約50品種、大温室横の大テント前で睡蓮鉢に植栽したものを約50品種、あわせて約100品種を9月下旬まで展示予定です。

熱帯スイレン温室

 熱帯性スイレンを本来の迫力ある大型植物としての姿で展示しています。植物園でしか見ることのできない大輪花や多輪咲きが見どころです。多くの品種(昼咲き品種)は日中に開花し、夜に花を閉じますが、夜にだけ開花する品種(夜咲き品種:夜開性品種とも呼ぶ)もあり、これらは夜間開園時に観賞できます。
 約50品種を植えており、夏から秋にかけてはほぼ全品種が開花します。

ロウエラ・G・ユーバー

アンタレス(夜咲き)

屋外の大テント前

 大テント前では睡蓮鉢で展示しています。熱帯性スイレンは植物園等の特別な施設でないと栽培できない印象があるかもしれませんが、家庭でも育てやすい小型で丈夫な品種を中心に紹介し、新しい熱帯性スイレンの楽しみ方を提案しています。また、一般には流通していない品種や、日本で生まれた最新品種なども展示していますので休園明けにご覧頂ければと思います。
 睡蓮鉢に植栽しているため、熱帯性スイレンの花の質感や香り、葉の模様などを身近に楽しむことができます。あわせて睡蓮鉢での育て方、ベランダでも可能なミニ栽培など、熱帯性スイレンの栽培方法も紹介しています。

エクスカリバー

ムーン・リバー