モリアオガエルの産卵再び
広島市植物公園ブログ
2019/06/30

モリアオガエルの産卵再び

 
モリアオガエルの卵塊 令和元年6月30日撮影
モリアオガエルの卵塊 令和元年6月30日撮影
 
 先日、ご紹介したモリアオガエルの産卵ですが、その後は雨が少なかったためか、産卵がされていませんでした。
 このほど遅い梅雨に入り、雨が続いたことによって日本庭園でモリアオガエルの産卵が再度始まりました。現在、5つほどの卵塊が確認できています。
見どころ案内 第421号
広島市植物公園ブログ
2019/06/29

見どころ案内 第421号


植物公園花ごよみ(6月26日号)
広島市植物公園ブログ
2019/06/26

植物公園花ごよみ(6月26日号)

園長のおすすめ(ゴボウ)
広島市植物公園ブログ
2019/06/23

園長のおすすめ(ゴボウ)

ゴボウの花
ゴボウ(牛蒡) Arctium lappa L.

 ゴボウは根菜としておなじみの植物です。原産地はヨーロッパから中国東北部にかけてのユーラシア大陸。日本に渡来したのは中世のころと言われますが、5千年前の遺跡からも痕跡が出土しているそうです。「花牛蒡」は初夏の季語。高さ1mを超える花茎に、アザミを思わせる花をたくさんつけた姿を見ると、キク科に分類されていることも納得です。ちなみに、島根県の特産品「三瓶ゴボウ」はモリアザミというアザミの一種を栽培したものです。

(園内位置:花の進化園)
ハーブ講座(7/13,20,27)受講生募集中
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ハーブ講座(7/13,20,27)受講生募集中


昨年度の実習の様子 ハーブティー作り
ハーブの利用(ハーブティー作り)


 今年も暮らしに役立つハーブ講座を開催します。7月13日・20日・27日(全て土曜日)の3回講座です。ハーブの差し芽やクラフト作りなど暮らしを彩るハーブの世界を一緒に楽しみませんか。
 申込み専用フォームまたは往復はがきで受講生を募集しています(6/27必着)。


講座の概要

  • 日時:7月13日、20日、27日(土曜日) 午後1時半~3時
  • 講師:糀原美恵子 氏(ハーバルアソシエーション・ウエスト代表)
  • 内容
    • 1回目(7/13)
      • ハーブの栽培・ハーブの差し芽をしよう
    • 2回目(7/20)
      • ハーブのお掃除クリーナーを作ろう
    • 3回目(7/27)
      • ハーブクラフト・香るバラのリース作り
  • 材料費:3500円
    • 入園料・駐車料は個人負担で別途お支払いください
    • 3園館年間パスポートのご利用をお勧めします
  • 定員:30名(応募多数の場合は抽選
    • 3回とも参加できる方を優先します。

申込み方法

  • 往復はがきに「講座名・住所・氏名・電話番号」と、返信はがきにご自分の住所を記入の上、下記までお送り下さい。締切は6月27日(木)(必着)です。
    • 〒731-5156 
    • 広島市佐伯区倉重三丁目495 
    • 広島市植物公園 ハーブ講座係

  • 申込み専用フォームに必要事項を記入の上で送信下さい。送信後1週間以内に植物公園より受付メールをお送りします。
見どころ案内 第420号
広島市植物公園ブログ
2019/06/22

見どころ案内 第420号


植物よもやま話:「ハンゲショウ」
広島市植物公園ブログ
2019/06/20

植物よもやま話:「ハンゲショウ」

 植物よもやま話は、見どころ案内や花ごよみでは紹介しきれなかった園内の植物について、広報担当の職員が紹介するコラムです。不定期で更新する予定です。

 6回目の更新では、葉が化粧をする植物「ハンゲショウ」を紹介します。花の進化園の入り口(右側)に植栽しています。

ハンゲショウの苞葉 令和元年6月20日撮影

 ハンゲショウ(半夏生)は東アジアの湿地や水辺に自生するドクダミ科の多年草です。開花期がちょうど七十二候のひとつである「半夏生」(夏至から11日目、今年は7月2日)に当たることから、ハンゲショウの和名がついています。また、大温室で咲いているコショウのような地味な花をつけるのですが、昆虫を誘うために一番上の花芽を包む葉(苞葉)が白く変化します。株全体の半分が化粧をしていることから、「半化粧」と呼ばれるようになったという説もあります。

 県内では、宮島などの島嶼部・沿岸地の低湿地に自生がありますが、全国的に生育地の開発により数が減ってきています。大切にしたい季節の植物です。
冬虫夏草と昆虫展が始まりました ~7月24日(水)
広島市植物公園ブログ
2019/06/16

冬虫夏草と昆虫展が始まりました ~7月24日(水)

~虫をたおすキノコと森の小さな生きもの~ 冬虫夏草と昆虫展が始まりました。

展示室の入口

 平成29年(2017年)に開催した「冬虫夏草展」以来、2年ぶりの、冬虫夏草をテーマとした展示会です。今回は、「冬虫夏草ハンドブック」、「イモムシハンドブック」などの著書がある、生きもの写真家、安田守(まもる)さんによる高精細で迫力のある写真と、瀬戸内虫草団が採取した冬虫夏草類の標本コレクションが目玉です。

展示室の西側
展示室の東側
安田守さん撮影の大迫力の写真
安田守さんの著書
オオセミタケの模型

 森の中では小さな冬虫夏草ですが、生えている様子をイメージしやすいよう、大きな模型を展示しています。瀬戸内虫草団が手作りで制作しました。

新種・園内の冬虫夏草

  瀬戸内虫草団が発見した新種や、園内で採取された冬虫夏草の標本を展示しています。


園内で発生したクモタケ 2019年6月15日

 クモタケは、植物公園内でよく見かけることが出来ます。

冬虫夏草について説明する瀬戸内虫草団の団員(右)と来園者


 7月14日(日)には、安田守さんが来園、午前中は講演会、午後は園内で観察会を行います。詳しくは以下をご覧ください。




取材報道


見どころ案内 第419号
広島市植物公園ブログ
2019/06/15

見どころ案内 第419号


植物公園花ごよみ(6月13日号)
広島市植物公園ブログ
2019/06/13

植物公園花ごよみ(6月13日号)

園長のおすすめ(レンブ「蓮霧」)
広島市植物公園ブログ
2019/06/11

園長のおすすめ(レンブ「蓮霧」)

レンブ Syzygium samarangense (Blume) Merr. & L.M.Perry
レンブの果実

 大温室ではレンブがたくさん咲き、実もなり始めています。レンブは、マレー半島原産の果物で梨に似た食感と独特の風味があります。グアバ、ユーカリ、フェイジョアなどの仲間でフトモモ科に属し、この仲間は、長い雄しべがたくさんある繊細な花が特徴です。大温室の空中デッキからその様子を観察してください。実をついばみにやってくるヒヨドリも見られるかもしれません。

(園内位置:大温室・くだものと暮らしのコーナー)
広島市植物公園花メール 2019年6月第1号
広島市植物公園ブログ
2019/06/08

広島市植物公園花メール 2019年6月第1号

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広島市植物公園 花めーる
2019年6月第1号

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イベント情報         
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〇展示温室
      
  ウチョウラン展
 ▼期間 6月8日(土)~6月13日(木)
 ▼内容 可愛い草姿で人気のあるウチョウランを展示します。

 夏のカラフルリーフ展
 ▼期間 6月19日(水)~7月15日(月・祝)
 ▼内容 斑入りの植物や様々な色の葉を持つ植物を、楽しみ
     方と共に紹介します。
                  
〇展示資料館展示室  
   
 初夏の小品盆栽展
 ▼期間 6月8日(土)~6月10日(月)
 ▼内容 小鉢仕立てにした盆栽を棚飾りや平飾りの組み物
     として展示します。


 冬虫夏草と昆虫展
 ▼期間 6月15日(土)~7月24日(水)
 ▼内容 昆虫などに寄生するキノコの一種である冬虫夏草と
     寄生される側の昆虫を、生き物写真家 安田 守氏の
       作品と豊富な標本で紹介します。

 〇屋外展示場
 
   アジサイ展
 ▼期間 6月1日(土)~6月23日(日)
 ▼内容 梅雨を彩るアジサイの仲間を展示します。
    

〇その他
 
 ハナショウブ&アジサイまつり
 ▼日時 6月1日(土)~23日(日)の土日
 ▼内容 ハナショウブやアジサイの見頃に合わせ、栽培実演会
     の他、日本庭園においてお茶会、花の解説などを実施し
     ます。
 アジサイ実演会
 ▼日時 6月2日(日)・8日(土) 午後1時半~2時半
 ▼内容 アジサイの育て方について実演指導します。
 ▼講師 石原 和枝 氏(平成15年ガイドボランティアに参加。そ
     こでヤマアジサイに出会い魅了されました。平成19年
     主人の転勤で島根県邑南町へ。それでも、園のアジサ
     イの育成にふれていたく、管理ボランティアに入り今日
     に至ります。剪定・植え替え・挿し木の説明その他 ご
     質問に出来る限りお答えしたいと思います。)

 苔玉作り体験
 ▼日時 6月9日(日) 午前10時~午後3時
 ▼内容 大人から小さな子どもも作れるコケ玉ワークショップ
 ▼講師 林 泰寛氏
 ▼参加費 500円+苔玉、苗代(使用する苗によって変動)

 ハナショウブ実演会
 ▼日時 6月9日(日) 午前11時~正午
 ▼内容 ハナショウブの育て方について実演指導します。

 ジュニアプロジェクト
 ▼日時 6月9日(日) 午前11時~正午、午後1時半~2時半
 ▼内容 ボランティアが指導する自然遊びを通して、生き物の
     知恵や自然界の不思議を体験します。

 小品盆栽実演会
 ▼日時 6月9日(日) 午後1時半~2時半
 ▼内容 草物を中心とした小品盆栽の仕立て方、育て方につ
     いて実演指導します。

 職員による植物うんちくガイド
 ▼日時 6月11日(火) 午前11時~正午
 ▼内容 「和の植物見て歩き(紫陽花、花菖蒲)」をテーマに植
     物の観察を行います。植物公園職員が案内します。

 職員による植物うんちくガイド
 ▼日時 6月22日(土) 午前11時~正午
 ▼内容 「初夏の大温室 探検」をテーマに植物の観察を行い
     ます。植物公園職員が案内します。

 草笛体験会
 ▼日時 7月7日(日) 午後1時~
 ▼内容 草笛の演奏の他、草笛の吹き方について広島県草笛
     愛好会が指導します。

  職員による植物うんちくガイド
  ▼日時 7月9日(火) 午前11時~正午
  ▼内容 「夏の植物めぐり」をテーマに植物の観察を行います。
                植物公園職員が案内します。

 サマーフェア
 ▼日時 7月13日(土)~8月31日(土)
 ▼内容 巨大噴水迷路、巨大めぐりスタンプラリーなど、様々
       なイベントを開催します。

 うらら池自然散策
 ▼日時 7月13日(土) 午後1時半~3時
 ▼内容 ヤチシャジン、オニユリなどの山野草の観察を行いま
                  す。

 暮らしに役立つハーブ講座
 ▼日時 7月13日(土)、20日(土)、27日(土) 午後1時半~3時
 ▼内容 ハーブの栽培や増やし方、ハーブのお掃除クリーナーや
       香るバラのリース作りを解説指導します。
 ▼講師 糀原 美恵子氏(ハーバルアソシエーション・ウエスト
               代表)
 ▼材料費 3,500円
 ▼申込 往復はがきに、講座名、住所、氏名、電話番号を記入]
                  し、 6月27日(木)(必着)までに植物公園へ。抽選30人。
                 ※三回 とも参加できる方。

 ジュニアプロジェクト
 ▼日時 7月14日(日) 午前10時~11時、午後2時~3時
 ▼内容 ボランティアが指導する自然遊びを通して、生き物の知
                  恵や自然界の不思議を体験します。

 冬虫夏草講演会
 ▼日時 7月14日(日) 午前10時~正午
 ▼内容 「虫をたおすキノコと森の小さな生き物」 虫から生え
                  るキノコ、冬虫夏草の不思議な生態について、冬虫夏
                  草と昆虫、両者の姿を通じて紹介します。
 ▼講師 安田 守氏(生きもの写真家)

 冬虫夏草観察会
 ▼日時 7月14日(日) 午後1時~3時
 ▼内容 園内の冬虫夏草を散策しながら観察します。
 ▼講師 安田 守氏(生きもの写真家)

 親子植物体験教室
 ▼日時 7月24日(水) 午前10時半~午後2時
 ▼対象 小学校1~3年生とその保護者
 ▼内容 花育体験(フラワーアレンジメント)やネイチャーゲー
                  ム、面白 い植物探しなどを行います。
 ▼材料費 800円(予定)
 ▼申込 往復はがきに、講座名、住所、氏名、電話番号を記
                  入し、7月 4日(木)(必着)までに植物公園へ。抽選30組。



見どころ案内
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 ★ハナショウブ(日本庭園)
  江戸系、伊勢系、肥後系、長井系や野生種があり、江戸時代か
    ら連綿と受け継がれてきた菖翁花と呼ばれる20種類しか残って
    ないもののうち18種類を保有しています。 
ハナショウブ(江戸系 春の海)




★アジサイ(日本庭園)
 ヤマアジサイやガクアジサイ、ヒメアジサイ、アナベルなど咲き
 始めています。もうすぐ梅雨入りですが、雨に映える花ですが、
 今年は気温が高いので早くから咲き始めています。
アジサイ(アナベル)




★チドリソウ(花の進化園)
 花の形が鳥が飛んでいる様に見えることからこの名があります。別名飛燕草(ひえんそう)と呼ばれています。



★ヤマボウシ(屋外展示場下)
 白く見えるのは苞葉(ほうよう)で、葉が進化したものです。白い苞葉を僧侶の頭巾に見立てて山法師(比叡山延暦寺の僧兵)と呼ばれています。
ヤマボウシ
★コバノズイナ(大温室)
 北米東部原産で、現地では湿地や小川の辺などに自生しています。美しい花を咲かすので、観賞用に多く栽培され、日本には明治初期に渡来しました。





★ブラシノキ(樹林観察園、カスケード)
 オーストラリア原産の植物で、名前の通りコップを洗うブラシのような恰好をしています。ブラシノキは異常な乾燥や森林火災の時に種を散布する特性があり、生存競争に有利に働くように進化しています。
ブラシノキ



その他の見どころ

 ★カルミア(花の進化園)、ベンガルボダイジュ(実)(大温室)、モリアオガエルの卵塊(日本庭園)

 ☆詳しくはこちら

  見どころ案内 通巻第417号(2019年6月1日発行)(PDF)

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 編集・発行 : 広島市植物公園
 ご意見・ご感想: hiroshima-bg@midoriikimono.jp
 Webサイト: http://www.hiroshima-bot.jp/
見どころ案内 第418号
広島市植物公園ブログ

見どころ案内 第418号


初夏の小品盆栽展(6/8~10)
広島市植物公園ブログ
2019/06/07

初夏の小品盆栽展(6/8~10)

 6月8日より展示資料1階展示室で、初夏の小品盆栽展を開催します。
 緑が美しい季節によく合う、カエデやケヤキ、五葉松など約120点を席飾りにして展示します。

展示会場

展示作品
 
 6月9日(日)の13:30からは、小品盆栽の実演会が展示会場で行われます。申し込みは不要ですので、お気軽にご参加ください。
 開催期間は短いので、お見逃しがないように植物公園へお越しください。
 
友の会ボランティア(ハギ園の除草)
広島市植物公園ブログ
2019/06/05

友の会ボランティア(ハギ園の除草)

秋の七草コーナーの除草を行う友の会会員 令和元年6月4日撮影

 植物友の会では、定期的に園内の植栽管理の補助をするボランティア活動を行っています。今回は、ハギ園(秋の七草コーナー)の除草を行いました。日差しの照り付ける暑い日でしたが、9名の会員の方にご協力いただきました。ありがとうございました。

フジバカマとアサギマダラ

 平成28年にリニューアルしたハギ園では、14種類のハギのほかに、秋の七草やマメ科植物のコーナーを展示しています。カワラナデシコはもう咲いており、キキョウ・オミナエシ…と初夏から秋にかけて順次咲いていきます。ハギ園の場所は展望塔の近くです。薬師が丘・西風新都方面の眺望もお楽しみいただけます。

 友の会ボランティアは、広島市植物公園植物友の会会員であれば、どなたでも参加することができます。一緒に汗を流して、植物公園をきれいにしませんか。次回は、6月18日に針葉樹園の樹木剪定を行う予定です。
園長のおすすめ(ハナショウブ 長井爪紅)
広島市植物公園ブログ
2019/06/03

園長のおすすめ(ハナショウブ 長井爪紅)

爪紅(つまべに) Iris ensata  ‘Tsumabeni’
長井古種系品種(ハナショウブ園の様子)

 梅雨時の日本を彩る花の一つに花菖蒲があります。江戸時代から、山野に自生するノハナショウブを改良して様々な品種が作られ、現代に伝えられています。その中で、山形県長井市のあやめ公園で栽培保存されていた長井古種系と呼ばれる品種群は、ノハナショウブの面影を強く残した清楚な姿が特徴で、江戸時代の改良のもとになったと考えられている貴重な存在です。

 植物公園では江戸系、伊勢系、肥後系の代表的品種に加え、長井古種系を5品種展示していますので是非ご覧ください。

(園内位置:ハナショウブ園)
見どころ案内 第417号
広島市植物公園ブログ
2019/06/01

見どころ案内 第417号