早春の洋ラン展(2/24~3/4)
広島市植物公園ブログ
2018/02/28

早春の洋ラン展(2/24~3/4)

 2月24日(土)~3月4日(日)まで、展示温室において早春の洋ラン展を開催します。広島洋蘭倶楽部と日本蘭協会西中国支部の会員が丹精込めて咲かせた154点の洋ランを展示しています。臨時売店は期間中毎日開店します。ぜひランの良い香りを嗅ぎに来てください。

中国放送でイベントが取り上げられました(2月26日放送)

3月4日まで(1週間)動画がご覧いただけます。
RCCニュース
広島市植物公園 早春の洋ラン展

受賞作品紹介・展示会の様子

広島洋蘭倶楽部 会長賞(カトレヤ・ウィッティギアナ,高原義博さん)
日本蘭協会西中国支部 支部長賞
(プレウロタリス・トルンカータ 、網井博一さん)
広島市植物公園長 (パフィオペディルム フミズ・デライト、松本広樹さん)

園長賞 審査講評

花色が濃く、よい個体。
3花茎を立ち上げ、栽培が優れている。
2018年2月27日撮影 展示会の様子1
2018年2月27日撮影 展示会の様子2 カトレアの寄せ植え
2018年2月27日撮影 臨時売店の様子1
2018年2月27日撮影 臨時売店の様子2


季節の花さんぽ(早春の花めぐり)
広島市植物公園ブログ
2018/02/26

季節の花さんぽ(早春の花めぐり)

 2018年2月24日(土)11時から、定例の季節の花さんぽを実施しました。担当ガイドの原田さんとようやく咲き始めたウメ(ウメ園・日本庭園)や里山の野草園のミチノクフクジュソウなどを観察しました。春を探しながら坂道を上り下りした充実の1時間でした。

2018年2月24日撮影 八重寒紅(日本庭園)

2018年2月24日撮影 ミチノクフクジュソウ(里山の野草園)

次回は3月13日(火)午前11時~
テーマ:「春のハイキング」

クリスマスローズ展(2/24~3/4)
広島市植物公園ブログ
2018/02/24

クリスマスローズ展(2/24~3/4)

 24日から、屋外展示場にて開催です。

クリスマスローズ展

 午前中に審査会があり、賞が決まりました。

最優秀賞

 最優秀賞はピンク覆輪の尖った花弁の大輪八重でした。花立ちも多いです。

優秀賞

 優秀賞は黒に近い赤の丸弁八重でした。黒花は、以前は作りにくい印象があり、育ちも悪いものが多かったのですが、この株は花立ちもよく元気でした。

クリスマスローズ実演会

 実演会も開催されました。クリスマスローズを育ててみたいが、初めてだという方には聴講をオススメします。実演会は、25日、3月3日、4日の11時~にも開催されます。暖房の効いたテントの中で開催しますので、お気軽にお越しください。

バラの冬剪定
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バラの冬剪定

 寒い時期、花がほとんど無いバラ園を見に来る人はほとんどいませんが、今年5月の咲き方を決める重要な作業が着々と進行中です。

(左手前)冬剪定後 (右奥)冬剪定前

 四季咲きバラは、剪定しなくても咲くのですが、それでは年々樹高が高くなり、見上げる位置で咲くようになります。冬場に低い位置まで切り下げることで、5月に目線より下の位置で咲かせることができます。四季咲きバラは、芽が出ると葉が7枚ほど(品種により若干差があります)で必ず花芽が出来る性質があるので、このような剪定が可能なわけです。

 つるバラや一季咲きのバラなど、上記のような性質の無いバラでは剪定の位置や時期を誤ると花が咲かなくなってしまうことがあります。四季咲きバラは、深く切れば、花数は少なくなりますが大輪に、浅めに切れば、花のサイズは小さめになりますが沢山咲く傾向があります。

冬剪定の済んだ区画
土がところどころ掘られているように見えるのは寒肥を施した箇所です。これも、冬場にやる重要な作業の一つです。
見どころ案内 第357号
広島市植物公園ブログ

見どころ案内 第357号

バオバブ導入 記録映像2(3月3日、広島ホームテレビ)
広島市植物公園ブログ
2018/02/22

バオバブ導入 記録映像2(3月3日、広島ホームテレビ)

 3月3日(土)9時30分から地球派宣言特別番組として、本園に導入されたバオバブのドキュメンタリーが放映されます。大温室から生中継する予定です。ぜひご覧ください。

詳細

地球派宣言特別番組
「オーストラリアからやってきたバオバブ」

  • テレビ局名:広島ホームテレビ(HTV)
  • 放映の日時:2018年3月3日(土) 9時30分~(予定)
  • ナビゲーター/渡辺美佳(HOMEアナウンサー)
    バオバブ研究者/湯浅浩史
    プランツプロデュース/又右衛門

番組内容

2018年3月に広島市植物公園の大温室が改修されリニューアルオープンします。 その様子を植物公園から生中継! 改修された大温室のシンボルツリーは幹の直径が約2m、推定樹齢400年の「バオバブ」の木。 オーストラリアから海を渡りおよそ5600キロ離れた広島にやってきました。 なぜ、バオバブの木が広島にやってきたのでしょうか? バオバブの木とは一体どういう植物なのでしょうか? その他にも、コアラ・カンガルー・ペンギンなどオーストラリアの動物たちが登場。 数々の「なぜ?」をゲストとともに考えながら大温室から生中継します。 オーストラリアの大自然の不思議を紐解きながら、バオバブを守る人々を通してバオバブの生命の力を感じていただく番組です。

広島ホームテレビプレスリリース

バオバブ導入 記録映像1(2月24日、テレビ新広島)
広島市植物公園ブログ
2018/02/21

バオバブ導入 記録映像1(2月24日、テレビ新広島)

 2月24日(土)12時から12時55分にかけて、本園に導入されたバオバブのドキュメンタリーが放映されます。ぜひご覧ください。

詳細

バオバブが広島にやってきた~男たちの500日の記録~

  • テレビ局名:テレビ新広島(TSS)
  • 放映の日時:2018年2月24日(土) 12時~12時55分
  • ナレーター:深井瞬(TSSアナウンサー)

番組内容

バオバブとは、フランスの作家サン・テグジュペリの小説「星の王子さま」にも登場する植物で、ずんぐりとしたユーモラスな形から世界中で人気が高い大型の木。マダガスカル、アフリカ、オーストラリアなどに生息するこの木が2017年10月に広島にやってきた。番組では、広島市植物公園の開園40周年事業の一環としてオーストラリア・カナナラから日本へ渡る巨大なバオバブの木に注目。直径約2メートル、およそ5.6トンもある樹齢約400年の巨大なバオバブの木が広島の植物公園へ植樹されるまでのビッグプロジェクトを追う。広島市植物公園のリニューアルオープンは2018年3月3日(土)予定。バオバブの木はまもなく一般に公開される。
まちのヒーロー消防団♪
広島市植物公園ブログ
2018/02/19

まちのヒーロー消防団♪

11月に園内で撮影した広島市消防団のミュージックビデオが完成しました。大階段(カスケード)を舞台に、消防団員(消防ダンサーズ)がオリジナルダンスを踊っています。ドローンを使用した空中撮影は必見です。

広島市消防団では、新入団員を随時募集しています。興味を持たれた方は、消防局消防団室、各消防署にお問い合わせください。

広島市消防団PRビデオ「まちのヒーロー消防団」
(ミュージックビデオ)

消防団PRビデオ「まちのヒーロー消防団」
(本編)


広島市消防団PRビデオ「まちのヒーロー消防団」
(ダイジェスト版)

お問い合わせ・消防団への加入


消防局 消防団室 
電話:082-546-3421 /  FAX:082-247-1645(夜間・休日用082-542-1007)
メールアドレス:fs-shobodan@city.hiroshima.lg.jp



おもと(万年青)名品展(2/14~19)
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2018/02/18

おもと(万年青)名品展(2/14~19)

 日本の古典園芸植物、おもと(万年青)の展示です。広島おもと同好会の会員が育てた約200点の展示です。展示温室にて2月19日(月)まで開催中です。

 葉の斑入りや葉の形に変化があり、昔から日本人の心を引きつけてきました。

 広島の地名にちなんだ品種を紹介します。

「弥山」
「厳島の舞」

 おもと(万年青)の生育の様子がよく分かる展示もあります。


「新生殿」の株分け当歳(左)、2歳(左から2番目)3歳(左から3番目)と親(右)

株分けの実演

 2月17日(土)の実演会の様子です。18日(日)13:30~にも実演会を開催します。
ワシントンヤシモドキの古葉取り
広島市植物公園ブログ
2018/02/17

ワシントンヤシモドキの古葉取り

2018年2月13日撮影 ワシントンヤシモドキの古葉取り 作業の様子

 2018年2月13日(火)、大温室前のワシントンヤシモドキの古葉取りを行いました。大温室前のヤシは、植物公園の開園時(1976)年に植えられたもので、その当時は樹高が5mにも満たない状態でした。植付けから40年経過した現在では、大温室の屋根(高さ21m)と同じぐらいの高さまで成長しています。ヤシの葉は1枚が大きく、古葉が人の上に落ちると危険なので、毎年この時期に古葉取りをしています。植物公園における冬の風物詩のひとつです。

2018年2月13日撮影 ワシントンヤシモドキの古葉

 ワシントンヤシモドキの1枚の葉は葉柄を含めると大人の背丈と同じぐらいの大きさです。葉柄にはとげもあります。

2018年2月13日撮影 古葉取り作業前
2018年2月14日撮影 古葉取り作業後
見どころ案内 第356号
広島市植物公園ブログ

見どころ案内 第356号

季節の花さんぽ(春一番を探しに行こう)
広島市植物公園ブログ
2018/02/14

季節の花さんぽ(春一番を探しに行こう)

2018年2月13日撮影 季節の花さんぽの様子

 2018年2月13日(火)11時から、定例の季節の花さんぽを実施しました。担当ガイドの藤井さんが花盛りのマンサク園やロックガーデンなど、屋外を中心に春を探しながら歩きました。雪のちらつくあいにくの天気でしたが、春はもうすぐです。写真はロックガーデンでユキワリイチゲとフクジュソウのつぼみを観察している様子です。

2018年2月13日撮影 ユキワリイチゲ(ロックガーデン)
2018年2月13日撮影 フクジュソウ(ロックガーデン)

 ロックガーデンのユキワリイチゲとフクジュソウはまだつぼみです。例年通りであれば、2月の終わりから3月初旬が見ごろです。

2018年2月13日撮影 クレマチス・ウンナンエンシス(花の進化園)

 冬中咲いていたクレマチス・ウンナンエンシスですが、花はそろそろ終わりです。今の時期は、花と実を一度に観察することができます。

2018年2月13日撮影 スイセンの芽出し(花の進化園)

 花の進化園の春咲き球根も一斉に芽が出始めています。

次回は2月24日(土)午前11時~

テーマ:「早春の花めぐり」
植物公園花ごよみ(2月14日号)
広島市植物公園ブログ

植物公園花ごよみ(2月14日号)

💛のアーチと日本画展
広島市植物公園ブログ
2018/02/10

💛のアーチと日本画展

バレンタインフェスティバル 「ハート💛のアーチ」

 2月10日(土)~3月1日(木)まで、展示資料館展示室において植物日本画展が開催されます。四季折々の植物の姿を描いた味のある作品の数々、ぜひご覧ください。また、土曜日(10日)から月曜日(12日)まで、バレンタインフェスティバルもやっています。ハート💛のアーチをくぐって、植物日本画展を見て、シイタケの栽培講習会…イベント盛りだくさんの3日間です。


「白樺」(野上圭吾さん)

「収穫」(禰宜元陽子さん)

出品作品1(野ばらの会・ひまわりの会)

出品作品2(野ばらの会・ひまわりの会)

見どころ案内 第355号
広島市植物公園ブログ

見どころ案内 第355号

研究活動発表会を行いました
広島市植物公園ブログ
2018/02/08

研究活動発表会を行いました

第14回安佐動物公園・植物公園・昆虫館研究活動発表会

 2018年2月8日(日)、広島市役所2階講堂において、第14回安佐動物公園・植物公園・昆虫館研究活動発表会を開催しました。各園館からその年のホットな研究テーマを持ち寄り、1題づつの発表。植物公園からは、栽培・展示課の堀川技師が「日本最大となるオーストラリア・バオバブの大温室導入」について報告しました。
 
大温室に移植されたオーストラリアバオバブ

  大温室の新しいシンボルとして、導入された日本一のオーストラリアバオバブ、間もなく公開です(大温室のリニューアルオープンは今春予定です。熱帯スイレン温室の入り口では、モニター越しに現在のバオバブをご覧いただけます。)

資料

研究活動発表会 発表要旨
友の会野外観察会(岩国城山)
広島市植物公園ブログ
2018/02/07

友の会野外観察会(岩国城山)

2018年2月4日撮影 解説の様子

 2018年2月4日(日)、岩国城山において、平成29年度第3回植物友の会野外観察会を実施しました。参加者は17名、植物公園から技師2名が参加し、総勢19名で岩国城山の植物観察を行いました。

2018年2月4日撮影 コジイ・スダジイを中心とした照葉樹林

 当日は朝から雪の舞うあいにくの天候でしたが、集合時間の10時には何とか天候も回復し、無事に出発。コジイ・スダジイを中心とした照葉樹林の植物観察をテーマに設定し、宮島の植生と比較を行いました。実の付きはいまいちだったものの、タマミズキ(キミノタマミズキ)、シイモチなど広島では珍しい植物も観察できました。

2018年2月4日撮影 どんぐりの見分け方の解説

 山頂では、どんぐりの見分け方のミニ講習。ツクバネガシの実がたくさん落ちてました。岩国城山では、コジイ、スダジイ、アラカシ、ウラジロガシ、アカガシ、ツクバネガシ、シラカシなどのたくさんの種類のどんぐりが見られます。

 来年度も年3回の友の会野外観察会を開催する予定です。興味のある方は、ぜひ友の会にご入会ください。
園長のおすすめ(スイセン)
広島市植物公園ブログ
2018/02/06

園長のおすすめ(スイセン)

スイセン Narcissus tazetta var. chinensis Roem.
中国南部原産の球根植物。暖流に乗って日本各地の海岸に漂着したといわれ、伊豆下田、淡路島、越前海岸が三大自生地として有名です。1~2月、他の球根草花に先がけて開花します。純白の花被片と黄色の副花冠の対比が美しく、芳香があります。

(園内位置:芝生広場・ソメイヨシノ樹下)
見どころ案内 第354号
広島市植物公園ブログ
2018/02/03

見どころ案内 第354号

バレンタインに恋なすび
広島市植物公園ブログ
2018/02/01

バレンタインに恋なすび

2018年2月1日撮影 マンドレイク(Mandrake autumnalis)の花
  恋なすびことマンドレイクは、地中海沿岸地域に自生する多年生植物です。最近では、ハリーポッターで取り上げられたことで有名になりましたが、古代より様々な伝承や伝説が残されている「いわれのある植物」でもあります。マンドレイクには、薬用として用いられた春咲きのもの(マンドラゴラ・オフィシナルム)もありますが、現在開花しているのは、秋咲きのもの(マンドラゴラ・オータムナリス)です。

さてルベンは麦刈りの日に野に出て、野で恋なすびを見つけ、それを母レアのもとに持ってきた。ラケルはレアに言った、「あなたの子の恋なすびをどうぞわたしにください」。旧約聖書(30章14節)
旧約聖書の創生記の一節にあるように、マンドレイクの果実に受胎作用があると考えられており、古代~中世ヨーロッパでは不妊や恋愛の妙薬として用いられていたようです。今日では、アルカロイド類を多く含むのでもっぱら観賞用の有毒植物として扱われています。決して、口に入れたり、根を引き抜いたりしないで下さい。

2018年2月1日撮影 マンドレイクの展示
展示資料館入口の自動ドアの横に展示しています。
つぼみが次々と上がっているので、暫くの間鑑賞できます。
恋なすびの「なすび」(果実)も膨らんできています。

2018年2月1日撮影 マンドレイクの果実(未熟)