木育ワークショップ 参加者募集中(9/19)
広島市植物公園ブログ
2020/07/30

木育ワークショップ 参加者募集中(9/19)

お知らせ:9月19日の回のみ参加者を追加募集しています(7/30)


 毎日使う箸(はし)がどのようにしてできるのか考えてみたことはありますか?

 今回、植物公園で初めて開催する木育ワークショップ初級編「はし」から見える木の世界では、1本の木から箸ができるまでの過程を実際に体験しながら学ぶことができます。

 広島大学の木材加工研究室と共催し、NPO法人ほしはら山の学校の協力で実施するこのワークショップは他ではまず実施していないユニークな企画です。夏の思い出作りや工作の宿題の参考にぜひ参加してみませんか?

 もちろん、完成した箸は持ち帰って使うことができますよ。

 なお、今回のワークショップは小学校4~6年生が対象です。大人向けの講座も開催に向けて調整しているので、ご期待ください。

(詳細は以下をご覧ください)


ヒノキの球果

木育ワークショップ-初級編- 「はし」から見える木の世界

  • 日時[両日は同じ内容です。1日のみの参加となります。]
    • 8月8日(土)、9月19日(土)
      午前9時半~午後4時20分
  • 内容 
    • 丸太から世界に1つだけのマイ箸作りを通して、楽しみながら森林や木材に触れ、学んでいきます。 
  • 対象:小学校4~6年生
  • 参加費:100円(保険代として)
    (入園料[中学生以下は無料]・駐車料金は別途必要) 
補足:保護者の同伴は必要ありませんが、希望される場合は同席も可能です。また、送迎のみであれば、入園料・駐車料金は必要ありません。
  • 定員:20名(応募多数の場合は抽選) 
  • 共催
    • 広島大学大学院人間社会科学研究科 技術・情報教育 木材加工研究室 
  • 協力
    • NPO法人ほしはら山のがっこう 

「はし」から見える木の世界 募集チラシ
園長のおすすめ(ヒマワリの丘)
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園長のおすすめ(ヒマワリの丘)

ヒマワリの丘  Helianthus hybrida  "Sunfinity®"

 森のレストラン前の迷路花壇を、今年は起伏を持たせて「ヒマワリの丘」に模様替えしています。ヒマワリの品種は開花期の長い ‘サンフィニティ’ 。花は小ぶりですが8月下旬まで次々に開花する予定です。  

(園内位置:レストラン前花壇)
植物公園花ごよみ(7月30日号)
広島市植物公園ブログ

植物公園花ごよみ(7月30日号)

今日の植物公園(ヤチシャジン)
広島市植物公園ブログ
2020/07/27

今日の植物公園(ヤチシャジン)


ヤチシャジンの花 令和2年7月26日撮影
ヤチシャジンの花 令和2年7月26日撮影

 うらら池北側の湿地ではヤチシャジンが開花しており、8月上旬まで見頃となりそうです。
 ヤチシャジンは、中国大陸東北部から朝鮮半島を経て中国地方と東海地方の一部に分布しているキキョウ科の植物です。漢字で書くと「谷地沙参」と書き、谷内(湿地)に生える沙参(ツリガネニンジンの仲間)という意味になります。ただ、花はどちらかというとツリガネニンジンよりはキキョウに似ています。

 国内では、自生地の環境変化が主な要因で急速に減少した結果、愛知県では絶滅。現在残る確実な自生地は、広島県と岐阜県にある数か所だけになってしまいました。そのため、環境省、広島県ともに本種を最も絶滅の危険度が高い植物種に選定しています。また、広島県は独自の条例で指定野生生物種に指定して保護しています。

 広島市植物公園では、1995年から保全事業を継続していて、現在は人工的に増殖した株をうらら池北側に植栽展示しています。

ヤチシャジンとクマバチ 令和2年7月26日撮影
今日の植物公園(サギソウの開花)
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今日の植物公園(サギソウの開花)

 
サギソウの花 令和2年7月26日撮影

現在の様子 令和2年7月26日撮影
 
 フクシア温室の周辺にサギソウの特設コーナーを設置しました。サギソウは日当りのよい湿地に生ずる野生ランで、花の形がシラサギが羽を広げて飛んでいるようなことから、その名が付けられました。本園のシンボルマークにもなっている植物です。
 
 繊細なつくり、清楚な姿はいかにも日本のランにふさわしく、夏に咲いて清々しく感じますが、近年では環境の変化などによって野生の個体数は減少しており、多くの府県で絶滅危惧種に指定されています。
 
 特設コーナーには約6,500株を展示しており、7月27日午後の時点では三輪ほど開花していました。これから徐々に満開となり、8月上旬ぐらいまでが見頃となります。

昨年の様子 令和元年8月1日撮影
植物公園ロゴマーク
今日の植物公園(ヒマワリとバオバブ)
広島市植物公園ブログ
2020/07/25

今日の植物公園(ヒマワリとバオバブ)

ヒマワリの丘(レストラン前花壇) 令和2年7月27日撮影

 植物公園では、夏の風物詩「サマーフェア」を開催中です。水遊び広場とクイズラリーを毎日実施しています。広い敷地の中で密にならず、ゆったりとした時間をお過ごしいただけます。

 ところで、夏の花といえば、まず思い浮かぶのがヒマワリですが、そろそろ見ごろの時期となりました。今年は、レストラン前の花壇を約2000株のヒマワリ・サンフィニティーで彩り、「ひまわりの丘」を作っています。夏の思い出の1枚を撮影するのに一押しのスポットです。

ヒマワリのプランター(大階段) 令和2年7月25日撮影

 大温室下のカスケード(大階段)にも、鉢植えの小さなヒマワリを展示しています。見ごろは今週いっぱいですので、こちらはお早めにご覧ください。

オーストラリアバオバブ 令和2年7月25日撮影

 また、大温室のオーストラリアバオバブですが、ようやく永い眠りから覚めて葉を展開し始めました。遠目でみると枯れ木のように見えますが、よーく見ると、葉と小さなつぼみがついています。今年もバオバブの開花が期待できそうです。

オーストラリアバオバブ 枝部分の拡大

 写真ではまだよくわかりませんが、ピンクのテープの先に小さなつぼみがついているそうです。開花が近づいたら、またお知らせします。
見どころ案内 第469号
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見どころ案内 第469号

見どころ案内 第469号(2020年7月25日発行)
見どころ案内 第468号
広島市植物公園ブログ
2020/07/18

見どころ案内 第468号

見どころ案内 第468号(2020年7月18日発行)
植物公園花ごよみ(7月16日号)
広島市植物公園ブログ
2020/07/16

植物公園花ごよみ(7月16日号)

今日の植物公園(観賞用トウガラシ)
広島市植物公園ブログ
2020/07/15

今日の植物公園(観賞用トウガラシ)

観賞用トウガラシ(ゴシキトウガラシ) 
令和2年7月11日撮影

 正面入り口の花壇が夏仕様になりました。ベゴニアなどが植わっていた花壇の後には観賞用のトウガラシを植えています。

 トウガラシといえば、香辛料として用いる赤い実がつく植物として有名ですが、写真のようにカラフルな観賞用のトウガラシ(ゴシキトウガラシ)も夏に長く楽しめる植物として定番です。

観賞用トウガラシ(銅葉) 令和2年7月11日撮影

 実を観賞する品種のほかに、濃い色のついた葉を観賞する品種もあります。これらの品種は、食用のトウガラシをもとに、同属の原種などを掛け合わせて改良されたものです。実に辛みはありますが、食用として試験(毒がないか確認)されていないので、決して食べてはいけません。

夏の装いの花壇(正面入り口) 令和2年7月11日撮影

 そのほかの花壇も、ペンタスやアンゲロニアなど様々な花で夏を彩り、来園者をおもてなししています。ヒマワリの鉢植えも設置する予定ですので、ぜひご覧ください。
世界の食虫植物展を開催します(7/18~8/16)
広島市植物公園ブログ

世界の食虫植物展を開催します(7/18~8/16)

ウツボカズラ 令和2年7月14日撮影

 7月18日(土)~8月16日(日)まで、展示温室において世界の食虫植物展を開催します。今年で42回目となる歴史のある展示です。広島食虫植物同好会の会員さんと植物公園のコレクション、合わせて約150点を展示します。虫を捕らえて食べる植物の不思議な生態と奇抜な形をぜひご覧ください。
 今年はウツボカズラの品種(ネペンテス マラニー、サンヨー、カーシアナなど)を新たに導入し、種類が増えています。

ハエトリソウ 令和2年7月15日撮影

サラセニア 令和2年7月15日撮影

 食虫植物が虫を捕まえる仕組みには次の4つがあります。
  • 粘着式
    • 葉に粘り気のある器官(粘液毛、腺毛)があり、虫が止まると動けなくなるもの
    • モウセンゴケ、ムシトリスミレなど
  • はさみわな式
    • 虫の動きを感じて反応して、葉を閉じたりしてはさみこむもの
    • ハエトリグサ、ムジナモなど
  • 落とし穴式
    • 葉の一部が袋状や筒状になり、中に落ちた虫を消化するもの
    • ウツボカズラ、サラセニアなど
  • 袋わな式
    • 水中で袋の中に虫を吸い込むもの
    • タヌキモ

去年の展示の様子

食虫植物実演会

8/2(日)・10(月・祝)13時及び15時から展示資料館2階講堂で開催 各回先着50名


 8月2日(日)・10日(月・祝)には、広島食虫植物同好会の会員による食虫植物実演会が開催される予定です。食虫植物の紹介と栽培方法や魅力について実演指導します。
 今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、展示資料館2階講堂で各回先着50名に制限をして行います。食虫植物が展示してある展示温室では行いませんのでご注意下さい。


昨年の実演会の様子
今年は展示資料館2階講堂で行います

食虫植物の即売会 8/2(日)・10(月・祝)


昨年の販売の様子

昨年の販売の様子

 8月2日(日)・10日(月・祝)の12時から、展示温室入口付近で食虫植物の販売も行われます。実演会と同じ日に開催されますので、興味を持たれた方はこれを機会に栽培してみてはどうでしょうか。

お知らせ(平常どおり開園)
広島市植物公園ブログ

お知らせ(平常どおり開園)

 本日は9時より、平常通り開園します。

The Hiroshima Bontanical Garden will open as usual today. (July 15, 2020)


令和2年7月15日8時30分 植物公園管理課  
園長のおすすめ(ハナナズナ)
広島市植物公園ブログ
2020/07/14

園長のおすすめ(ハナナズナ)

ハナナズナの花
ハナナズナ
Stevvnia maximowiczii (Palib.) D.A.German et Al-Schehbaz 

 ハナナズナは、中国東北部から朝鮮半島を経て西日本に分布するアブラナ科の越年草で、日本では長崎県対馬と広島、岡山に自生の記録があります。広島では、1960年代に採集された標本がありますがその後確認されていません。

 現在は広島県、岡山県ともに絶滅したと考えられるうえ、対馬の自生地もごく限られているため、日本では最も絶滅の危険度が高い植物とされています。本園のハナナズナは、生育域外保全のため、対馬産の種子から育てているものです。

(園内位置:ロックガーデン)
7/14 臨時休園のお知らせ
広島市植物公園ブログ

7/14 臨時休園のお知らせ

 本日(7/14)、佐伯区五日市観音西学区に避難勧告が引き続き発令されているため、臨時休園します。

 園内の安全点検及び施設の損壊等があった場合には復旧作業が必要となるため、 明日以降の開園については、再度情報提供します。

 今後の気象状況に十分注意し、安全確保に努めて下さい。


令和2年7月14日8時30分   植物公園管理課
今日の植物公園(夏の大温室)
広島市植物公園ブログ
2020/07/13

今日の植物公園(夏の大温室)

 天気予報によると、今週は雨続きの1週間となりそうです。植物公園では、雨の日でも、6つの温室で傘を差さずに植物を観賞することができます。

 このような日は写真は取りにくいですが、来園者が少ないので、密を避けてゆったりとした時間をお過ごしいただけます。

 「今日の植物公園」では、今が見ごろの大温室の植物を写真でご紹介します。すべての写真は今日の午前中に撮影しました。

大温室入り口・水辺のコーナー~ジャングルコーナー

アンスリウム
ヒメノカリス
クンシラン
コチョウラン(ファレノプシス)
スタンポペア・ティグリナ
エンシクリア
コエビソウ
カラテア・ルイザエ ’マウイクイーン’
マランタ・レウコネウラ ’クルショビアナ’
アリストロキア・ギガンティア
ミズレンブ
レンブ
ホワイトサポテ
合掌バナナ
ロブスタコーヒー

フラワーコーナー

ディアンテラ・カンディカンス
チャボイランイランノキ
ブッソウゲ
ヒメアリアケカズラ
ヤエサンユウカ

おまけ1:熱帯スイレン温室

熱帯スイレン温室では、鮮やかな熱帯スイレンを観賞できます。香りもお楽しみいただけます。

香りを楽しめる切り花の熱帯スイレン

おまけ2:バオバブ移植プロジェクトのビデオ

大温室入り口のロビーでは、2018年のバオバブ展で好評を博したバオバブ移植プロジェクトのビデオを上映中です。オーストラリアの自生地から植物公園に植えつけられるまでの11000キロの旅を30分にまとめています。

説明を追加
お知らせ:サマーフェア(7/11~8/31)
広島市植物公園ブログ
2020/07/11

お知らせ:サマーフェア(7/11~8/31)

 7月11日から8月31日までの46日間、植物公園の夏のイベント「サマーフェア」を開催します。例年、大規模な噴水迷路を実施しておりましたが、今年は新型コロナウイルス感染症対策として、サマーフェアの規模を大幅に縮小します。また、人数制限も行った上で実施します。

 はじめました!みんなが楽しい夏休み。密を避けて、夏の思い出を作りましょう。

 サマーフェアで実施するイベント

  • 水遊び広場[芝生広場]
    • かん水用のスプリンクラーやチューブから水が吹き出し、水遊びを楽しむことができます
    • 定員:各回200人
    • 開催時間(1日7回)
      • 11:00~11:15
      • 11:30~11:45
      • 13:00~13:15
      • 13:30~13:45
      • 14:00~14:15
      • 14:30~14:45
      • 15:00~15:15
    • 雨天時・雷鳴時は開催を見合わせます
  • クイズラリー
    • 園内に設けられた6か所のチェックポイントをめぐり、クイズに回答すると、お菓子をプレゼント
      (協賛:カルビー株式会社)
    • 定員:各日先着100名
    • 対象:小学生以下

今年度は実施しないイベント・展示

  • 幼児用プール
  • 体験コーナー(クラフト)
  • 巨大めぐりスタンプラリー
    • クイズラリーとして実施



 新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため、入園に際しては以下の事項へのご協力をお願いします。

来園時のお願い

  1. 発熱や軽度であっても咳・のどの痛みなどの症状がある場合は、入園を御遠慮いただくようお願いします。

  2. 入園される場合はマスクの着用をお願いします。マスクの着用のない方は入園を御遠慮いただくようお願いします。

  3. 広島県外からのご来園については、広島県の方針、各地域・自治体の感染状況や情報等にもとづいてご来園を判断いただきますようお願いいたします。
   広島県「新型コロナウイルス感染症に関する情報」

園内でのお願い

  1. 入園時のアルコール消毒や手洗い,咳エチケットに御協力をお願いします。また,会話は控えめにし,特に大声での会話は行わないようお願いします。

  2. 人と人との接触を避けるため,できるだけ2メートルの距離をあけていただくようお願いします。

  3. 時季や場所によって来園者が多い場合は,入場の制限を行う場合がありますので,御理解・御協力をお願いします。
見どころ案内 第467号
広島市植物公園ブログ

見どころ案内 第467号

見どころ案内 第467号(2020年7月11日発行)
はなの輪 第164号を発行しました
広島市植物公園ブログ
2020/07/08

はなの輪 第164号を発行しました

 広島市植物公園では、植物友の会会員向けに会誌「はなの輪」を定期的に発行しています。植物友の会(年会費無料)にご入会いただいた方には、管理事務所にて、随時最新号をお渡ししています。植物友の会の詳細や入会については、こちらのページをご覧ください。

 さて、今号のはなの輪では、オーストラリアバオバブの初開花の記録をはじめ、夏の植物管理に関する様々な記事を掲載しています。PDF版の公開も始めましたので、この機会にぜひご一読ください。

 なお、はなの輪の冊子は、市内の公民館などの公共施設でも、植物公園の機関紙として、内容を再構成したものを配布しています。

はなの輪 第164号 目次

  • 表紙 園長のおすすめ「ブルボフィルム・ロビー」
  • 植物公園トピックス 国内最大のバオバブが開花
  • あの花この花 青い耐寒性スイレン
  • プラントドクターQ&A
    • テラリウムのベゴニアを腐らせてしまう
    • 赤く膨らんだサクラの葉は病気?
    • カランコエを夏に弱らせないために
  • 園内の見どころ フクシア・ハイビスカス
  • 7月~9月に見ごろを迎える植物
  • 展示会・イベント案内 季節の花物語ほか
・はなの輪 第164号(2020年7月-9月)[PDF版]
お知らせ(平常どおり開園)
広島市植物公園ブログ

お知らせ(平常どおり開園)

 本日は9時より、平常通り開園します。

The Hiroshima Bontanical Garden will open as usual today. (July 8, 2020)


令和2年7月8日8時30分 植物公園管理課  
7/7 臨時休園のお知らせ
広島市植物公園ブログ
2020/07/07

7/7 臨時休園のお知らせ

本日(7/7)、佐伯区五日市観音西学区に避難勧告が引き続き発令されているため、臨時休園します。

園内の安全点検及び施設の損壊等があった場合には復旧作業が必要となるため、 明日以降の開園については、再度情報提供します。

今後の気象状況に十分注意し、安全確保に努めて下さい。


令和2年7月7日8時30分   植物公園管理課
7/6 臨時閉園のお知らせ
広島市植物公園ブログ
2020/07/06

7/6 臨時閉園のお知らせ

本日(7/6)、大雨により15時30分より佐伯区五日市観音西学区に避難勧告が発令されたため、臨時閉園しています。

なお、園内の安全点検及び施設の損壊等があった場合には復旧作業が必要となるため、 明日以降の開園については、再度情報提供します。

今後の気象状況に十分注意し、安全確保に努めて下さい。


令和2年7月6日15時55分   植物公園管理課
園長のおすすめ(アリノスダマ)
広島市植物公園ブログ
2020/07/05

園長のおすすめ(アリノスダマ)

アリノスダマ Myrmephytum selebicum (Becc.) Becc.
アリノスダマの肥大した茎

 現在開催中の「夏のカラフルリーフ展」では、様々な植物の「葉」を楽しむことができますが、今年は「アリ植物」が展示されています。葉ではなく「茎」が肥大して、中にアリを住まわせて共生する変わり種です。

 写真のアリノスダマは、フィリピン諸島とセレベス島に自生しているアカネ科の多年草。異様に太い茎の所々に、植物が自ら開けたとされる小さな穴が開いていてアリが出入りできるようになっています。花はとても小さいですが淡いヒスイ色のような、不思議な色です。

(園内位置:展示温室「夏のカラフルリーフ展」)
広島市植物公園 花めーる 2020年7月第一号
広島市植物公園ブログ

広島市植物公園 花めーる 2020年7月第一号

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広島市植物公園 花めーる
2020年7月第一号

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 新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため、次のような対策を行っていますので、皆様のご理解・ご協力をお願いします。
 
〇当面の間、以下の項目に該当される方は入園を御遠慮いただくようご協力をお願いします。
 ☑発熱や軽度であっても咳・のどの痛みなどの症状がある方
 ☑マスクの着用のない方 
 ☑大人数での来園
 
〇園内でのお願い
  • 入園時のアルコール消毒や手洗い、せきエチケットに御協力をお願いします。
  • 人と人との接触を避けるため、出来るだけ2メートルの距離をあけていただくようお願いします。
  • 来園者が多い場合は入場の制限を行う場合がございますので、ご理解・ご協力をお願いします。
 
〇一部施設の利用制限等について
  • 森のレストランは営業時間を短縮し、メニュー限定で、営業しています(土日・祝日 午前10時半から午後2時。食事メニューのラストオーダーは午後1時40分)。
  • 森のカフェは営業時間を短縮し、メニュー限定で、営業しています(平日 午前10時半から午後3時、土日・休日 午前10時半から午後3時半。食事メニューのラストオーダーは終了20分前)。
  • 電動カート(マーチャン号)は運行を再開しています。
 

イベント情報

〇展示温室

夏のカラフルリーフ展
▼期間 6月24日(水)~7月12日(日)
▼内容 斑入り植物や様々な色や特徴の葉を持つ植物などを、楽しみ方とともに展示します。

世界の食虫植物展
▼期間 7月18日(土)~8月16日(日)
▼内容 ハエトリグサやウツボカズラなど世界の食虫植物を展示し、自生地の風景を写真で紹介します。

〇展示資料館展示室  

むし・花・Zoo-Zoo写真展
▼期間 6月10日(水)~8月6日(木) 
▼内容 植物公園、安佐動物公園、こんちゅう館のとっておきの写真を展示します。

おし花美術作品展
▼期間 8月8日(土)~8月31日(月)
▼内容 四季折々の植物を素材として、季節ごとの情景を描いたおし花作品を展示します。

〇その他
 
サマーフェア
▼期間 7月11日(土)~8月31日(月)
▼内容 水遊びやクイズラリーなど様々なイベントを開催します。

職員による植物うんちくガイド
▼日時 7月14日(火) 午前11時~正午
▼内容 「ベゴニア観賞会」を行います。
(展示場以外での解説となる場合があります。先着50名。)

うらら池自然散策
▼日時 7月18日(土)  午後1時半~午後2時半
▼内容 ヤチシャジン、オニユリなどの山野草の解説を行います。先着50名。
 
職員による植物うんちくガイド
▼日時 7月25日(土)午前11時~正午
▼内容 「身近な夏の花壇と鉢植え植物」をテーマに植物の解説等を植物公園職員が行います。(展示場以外での解説となる場合があります)。先着50名。
 
季節の花物語(アサガオ)
▼日時 8月1日(土) 午後1時半~午後2時半
▼内容 多くの人に親しまれ、夏の風物詩として定着しているアサガオの知られていない意外な話を、職員が紹介します。先着50名。
 
食虫植物実演会
▼日時 8月2日(日)・10日(月・祝)午後1時~、午後3時~
▼内容 食虫植物を紹介し、栽培方法や魅力について解説します。各回先着50名。
 
 

〇事前申込制のイベント

 
 詳細・申し込みは参加者・受講生募集のページをご覧ください。往復はがきのほか、インターネットからもお申込みいただけます。
 
カブトムシ観察会
▼日時 7月12日(日)、19日(日)、26日(日) 午後1時半~午後2時半 26日のみ参加者を追加募集中です
▼内容 カブトムシとの触れ合いを通して植物と生きものの関係を観察します。
▼定員 30組
▼申込 申込フォームに住所、氏名、電話番号、メールアドレス、希望日を記入しお申込みください。

木育ワークショップ―初級編―「はし」から見える木の世界
▼日時 8月8日(土)、9月19日(土)午前9時半~午後4時20分
▼対象 小学校4~6年生
▼内容 丸太から世界に1つだけのマイ箸作りを通して、楽しみながら森林や木材に触れ、学んでいきます。
▼参加費 100円
▼申込 往復はがきまたは申込フォームに講座名、住所、氏名、電話番号、学年、希望日(1日のみ)を記入し、7月27日(月)(必着)までに植物公園へ。抽選20名。

親子植物体験教室
▼日時 8月9日(日)午前10時半~午後2時
▼対象 小学校1~3年生とその保護者
▼内容 花育体験や、園内の面白い植物についてクイズや体験を通して学んでいきます。
▼材料費 800円(予定)
▼申込 往復はがきまたは申込フォームに講座名、住所、氏名、電話番号、学年を記入し、7月20日(月)(必着)までに植物公園へ。抽選24組。

オオオニバス試乗体験会
▼日時 8月12日(水)、15日(土)、16日(日)、18日(火)
午前9時半~正午、午後1時~午後3時半
▼内容 直径1m以上になるオオオニバスの葉に乗る体験会を実施します。
▼対象 対象:体重30kgまでの子ども
▼申込 往復はがきまたは申込フォームに催し名、住所、氏名、電話番号、希望日(1日のみ)を記入し、7月21日(火)(必着)までに植物公園へ。各日抽選150名。

季節の園芸講座(第2回)
▼日時 8月22日(土)午後1時半~
▼内容 趣味の園芸講師の本園職員島田専門員による季節を彩る草花を存分に楽しむためのとっておきの方法を解説します。
▼申込 往復はがきまたは申込フォームに講座名、住所、氏名、電話番号を記入し、8月6日(木)(必着)までに植物公園へ。抽選50名。

鳴く虫観賞会
▼日時 8月29日(土)、30日(日)午後7時15分~、午後8時~
▼内容 夜間開園時にコオロギ等の鳴く虫やその声を観賞します。
▼申込 往復はがきまたは申込フォームに講座名、住所、氏名、電話番号を記入し、8月11日(火)(必着)までに植物公園へ。各日抽選50名。時間指定はできません。
 

 見どころ案内

 ★アメリカノリノキ アナベル(日本庭園)
 北米原産のアジサイ。純白の花は大きく、育てやすいことから庭植えにお勧めです。


アナベル


★カカオ(大温室)
 幹に花が咲く幹生花(かんせいか)をつけます。チョコレートの原料であるカカオ豆は、この植物の果実から果皮を取り除き発酵させて作られます。


カカオ

★オオバギボウシ(花の進化園)
 園内各所でギボウシの仲間が咲き始めました。オオバギボウシは日本固有の多年草で、葉や花を観賞するほか若葉は「うるい」という山菜として食用にされています。


オオバギボウシ

★ハンゲショウ(花の進化園)
 水辺や湿地に生育する多年草。花は穂状に垂れている部分で、直前に出た葉が部分的に白くなるのが特徴です。半夏生(はんげしょう)とは季節を表す用語のひとつで、夏至から11日目(7月2日頃)を指し、名はその頃に咲くからという説と、半分白いから半化粧とする説があります。

ハンゲショウ

☆その他の見どころ

★ルリタマアザミ(花の進化園)
★ルドベキア(花の進化園)
★プルメリア(サボテン温室)
★レンブ(大温室)
★キササゲ(ツバキ園周辺)

☆詳しくはこちら
 見どころ案内 第466号(2020年7月4日発行)

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 編集・発行 : 広島市植物公園
 ご意見・ご感想: hiroshima-bg@midoriikimono.jp
 Webサイト: http://www.hiroshima-bot.jp/
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