木育ワークショップ 参加者募集中(9/19)
広島市植物公園ブログ
2020/07/30

木育ワークショップ 参加者募集中(9/19)

お知らせ:9月19日の回のみ参加者を追加募集しています(7/30)


 毎日使う箸(はし)がどのようにしてできるのか考えてみたことはありますか?

 今回、植物公園で初めて開催する木育ワークショップ初級編「はし」から見える木の世界では、1本の木から箸ができるまでの過程を実際に体験しながら学ぶことができます。

 広島大学の木材加工研究室と共催し、NPO法人ほしはら山の学校の協力で実施するこのワークショップは他ではまず実施していないユニークな企画です。夏の思い出作りや工作の宿題の参考にぜひ参加してみませんか?

 もちろん、完成した箸は持ち帰って使うことができますよ。

 なお、今回のワークショップは小学校4~6年生が対象です。大人向けの講座も開催に向けて調整しているので、ご期待ください。

(詳細は以下をご覧ください)


ヒノキの球果

木育ワークショップ-初級編- 「はし」から見える木の世界

  • 日時[両日は同じ内容です。1日のみの参加となります。]
    • 8月8日(土)、9月19日(土)
      午前9時半~午後4時20分
  • 内容 
    • 丸太から世界に1つだけのマイ箸作りを通して、楽しみながら森林や木材に触れ、学んでいきます。 
  • 対象:小学校4~6年生
  • 参加費:100円(保険代として)
    (入園料[中学生以下は無料]・駐車料金は別途必要) 
補足:保護者の同伴は必要ありませんが、希望される場合は同席も可能です。また、送迎のみであれば、入園料・駐車料金は必要ありません。
  • 定員:20名(応募多数の場合は抽選) 
  • 共催
    • 広島大学大学院人間社会科学研究科 技術・情報教育 木材加工研究室 
  • 協力
    • NPO法人ほしはら山のがっこう 

「はし」から見える木の世界 募集チラシ
園長のおすすめ(ヒマワリの丘)
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園長のおすすめ(ヒマワリの丘)

ヒマワリの丘  Helianthus hybrida  "Sunfinity®"

 森のレストラン前の迷路花壇を、今年は起伏を持たせて「ヒマワリの丘」に模様替えしています。ヒマワリの品種は開花期の長い ‘サンフィニティ’ 。花は小ぶりですが8月下旬まで次々に開花する予定です。  

(園内位置:レストラン前花壇)
植物公園花ごよみ(7月30日号)
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植物公園花ごよみ(7月30日号)

今日の植物公園(ヤチシャジン)
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2020/07/27

今日の植物公園(ヤチシャジン)


ヤチシャジンの花 令和2年7月26日撮影
ヤチシャジンの花 令和2年7月26日撮影

 うらら池北側の湿地ではヤチシャジンが開花しており、8月上旬まで見頃となりそうです。
 ヤチシャジンは、中国大陸東北部から朝鮮半島を経て中国地方と東海地方の一部に分布しているキキョウ科の植物です。漢字で書くと「谷地沙参」と書き、谷内(湿地)に生える沙参(ツリガネニンジンの仲間)という意味になります。ただ、花はどちらかというとツリガネニンジンよりはキキョウに似ています。

 国内では、自生地の環境変化が主な要因で急速に減少した結果、愛知県では絶滅。現在残る確実な自生地は、広島県と岐阜県にある数か所だけになってしまいました。そのため、環境省、広島県ともに本種を最も絶滅の危険度が高い植物種に選定しています。また、広島県は独自の条例で指定野生生物種に指定して保護しています。

 広島市植物公園では、1995年から保全事業を継続していて、現在は人工的に増殖した株をうらら池北側に植栽展示しています。

ヤチシャジンとクマバチ 令和2年7月26日撮影
今日の植物公園(サギソウの開花)
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今日の植物公園(サギソウの開花)

 
サギソウの花 令和2年7月26日撮影

現在の様子 令和2年7月26日撮影
 
 フクシア温室の周辺にサギソウの特設コーナーを設置しました。サギソウは日当りのよい湿地に生ずる野生ランで、花の形がシラサギが羽を広げて飛んでいるようなことから、その名が付けられました。本園のシンボルマークにもなっている植物です。
 
 繊細なつくり、清楚な姿はいかにも日本のランにふさわしく、夏に咲いて清々しく感じますが、近年では環境の変化などによって野生の個体数は減少しており、多くの府県で絶滅危惧種に指定されています。
 
 特設コーナーには約6,500株を展示しており、7月27日午後の時点では三輪ほど開花していました。これから徐々に満開となり、8月上旬ぐらいまでが見頃となります。

昨年の様子 令和元年8月1日撮影
植物公園ロゴマーク
今日の植物公園(ヒマワリとバオバブ)
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2020/07/25

今日の植物公園(ヒマワリとバオバブ)

ヒマワリの丘(レストラン前花壇) 令和2年7月27日撮影

 植物公園では、夏の風物詩「サマーフェア」を開催中です。水遊び広場とクイズラリーを毎日実施しています。広い敷地の中で密にならず、ゆったりとした時間をお過ごしいただけます。

 ところで、夏の花といえば、まず思い浮かぶのがヒマワリですが、そろそろ見ごろの時期となりました。今年は、レストラン前の花壇を約2000株のヒマワリ・サンフィニティーで彩り、「ひまわりの丘」を作っています。夏の思い出の1枚を撮影するのに一押しのスポットです。

ヒマワリのプランター(大階段) 令和2年7月25日撮影

 大温室下のカスケード(大階段)にも、鉢植えの小さなヒマワリを展示しています。見ごろは今週いっぱいですので、こちらはお早めにご覧ください。

オーストラリアバオバブ 令和2年7月25日撮影

 また、大温室のオーストラリアバオバブですが、ようやく永い眠りから覚めて葉を展開し始めました。遠目でみると枯れ木のように見えますが、よーく見ると、葉と小さなつぼみがついています。今年もバオバブの開花が期待できそうです。

オーストラリアバオバブ 枝部分の拡大

 写真ではまだよくわかりませんが、ピンクのテープの先に小さなつぼみがついているそうです。開花が近づいたら、またお知らせします。
見どころ案内 第469号
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見どころ案内 第469号

見どころ案内 第469号(2020年7月25日発行)
友の会通信第8号(例会・ボランティア報告)
広島市植物公園ブログ
2020/07/22

友の会通信第8号(例会・ボランティア報告)

観葉植物の仕立て直し 平井主任技師

 7月19日(日)に今年度初めての例会(第2回例会)を開催しました。昨年度の第6回例会、今年度の第1回例会は中止しましたので、久しぶりの例会となりました。なお、コロナ禍での開催ということもあり、席の間隔を開け、人数制限を設けるなどの各種感染拡大防止対策を講じています。

 今回の例会には25名の方にご参加いただき、2題の夏の園芸作業(観葉植物の仕立て直し、変化朝顔を育ててみよう)と見ごろの植物紹介をスライドや実物を用いながら解説しました。上の写真はクロトンやアンスリウムなどおなじみの観葉植物の若返りの方法を実演しているところです。

変化朝顔を育ててみよう 山本技師

 変化朝顔の育て方では、最後に自宅で栽培するための種子を参加者の方に提供しました。さて、どのような変化朝顔が出てくるでしょうか?きれいに育てることができたら、ぜひ写真を担当に見せてくださいね。

友の会ボランティアの様子 令和2年7月21日実施

 また、7月21日(火)には、友の会ボランティアを実施しました。5名の方に参加いただき、午前中はベゴニア温室の花がら取り、午後は大温室で鉢の植え替えなどを行いました。暑い中の作業、ありがとうございました。次回は8月4日(火)の予定です。

植物友の会 新規会員募集

植物友の会では、新規会員を随時募集しています。ボランティアに参加いただける方も歓迎です。月2回(第1・第3火曜日)を定例ボランティア活動日としています。10時半に展示資料館1階ロビーに集合です。初めての方は、詳細を説明しますので、展示資料館1階奥の管理事務所までお尋ねください。
見どころ案内 第468号
広島市植物公園ブログ
2020/07/18

見どころ案内 第468号

見どころ案内 第468号(2020年7月18日発行)
植物公園花ごよみ(7月16日号)
広島市植物公園ブログ
2020/07/16

植物公園花ごよみ(7月16日号)

今日の植物公園(観賞用トウガラシ)
広島市植物公園ブログ
2020/07/15

今日の植物公園(観賞用トウガラシ)

観賞用トウガラシ(ゴシキトウガラシ) 
令和2年7月11日撮影

 正面入り口の花壇が夏仕様になりました。ベゴニアなどが植わっていた花壇の後には観賞用のトウガラシを植えています。

 トウガラシといえば、香辛料として用いる赤い実がつく植物として有名ですが、写真のようにカラフルな観賞用のトウガラシ(ゴシキトウガラシ)も夏に長く楽しめる植物として定番です。

観賞用トウガラシ(銅葉) 令和2年7月11日撮影

 実を観賞する品種のほかに、濃い色のついた葉を観賞する品種もあります。これらの品種は、食用のトウガラシをもとに、同属の原種などを掛け合わせて改良されたものです。実に辛みはありますが、食用として試験(毒がないか確認)されていないので、決して食べてはいけません。

夏の装いの花壇(正面入り口) 令和2年7月11日撮影

 そのほかの花壇も、ペンタスやアンゲロニアなど様々な花で夏を彩り、来園者をおもてなししています。ヒマワリの鉢植えも設置する予定ですので、ぜひご覧ください。
世界の食虫植物展を開催します(7/18~8/16)
広島市植物公園ブログ

世界の食虫植物展を開催します(7/18~8/16)

ウツボカズラ 令和2年7月14日撮影

 7月18日(土)~8月16日(日)まで、展示温室において世界の食虫植物展を開催します。今年で42回目となる歴史のある展示です。広島食虫植物同好会の会員さんと植物公園のコレクション、合わせて約150点を展示します。虫を捕らえて食べる植物の不思議な生態と奇抜な形をぜひご覧ください。
 今年はウツボカズラの品種(ネペンテス マラニー、サンヨー、カーシアナなど)を新たに導入し、種類が増えています。

ハエトリソウ 令和2年7月15日撮影

サラセニア 令和2年7月15日撮影

 食虫植物が虫を捕まえる仕組みには次の4つがあります。
  • 粘着式
    • 葉に粘り気のある器官(粘液毛、腺毛)があり、虫が止まると動けなくなるもの
    • モウセンゴケ、ムシトリスミレなど
  • はさみわな式
    • 虫の動きを感じて反応して、葉を閉じたりしてはさみこむもの
    • ハエトリグサ、ムジナモなど
  • 落とし穴式
    • 葉の一部が袋状や筒状になり、中に落ちた虫を消化するもの
    • ウツボカズラ、サラセニアなど
  • 袋わな式
    • 水中で袋の中に虫を吸い込むもの
    • タヌキモ

去年の展示の様子

食虫植物実演会

8/2(日)・10(月・祝)13時及び15時から展示資料館2階講堂で開催 各回先着50名


 8月2日(日)・10日(月・祝)には、広島食虫植物同好会の会員による食虫植物実演会が開催される予定です。食虫植物の紹介と栽培方法や魅力について実演指導します。
 今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、展示資料館2階講堂で各回先着50名に制限をして行います。食虫植物が展示してある展示温室では行いませんのでご注意下さい。


昨年の実演会の様子
今年は展示資料館2階講堂で行います

食虫植物の即売会 8/2(日)・10(月・祝)


昨年の販売の様子

昨年の販売の様子

 8月2日(日)・10日(月・祝)の12時から、展示温室入口付近で食虫植物の販売も行われます。実演会と同じ日に開催されますので、興味を持たれた方はこれを機会に栽培してみてはどうでしょうか。

お知らせ(平常どおり開園)
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お知らせ(平常どおり開園)

 本日は9時より、平常通り開園します。

The Hiroshima Bontanical Garden will open as usual today. (July 15, 2020)


令和2年7月15日8時30分 植物公園管理課  
園長のおすすめ(ハナナズナ)
広島市植物公園ブログ
2020/07/14

園長のおすすめ(ハナナズナ)

ハナナズナの花
ハナナズナ
Stevvnia maximowiczii (Palib.) D.A.German et Al-Schehbaz 

 ハナナズナは、中国東北部から朝鮮半島を経て西日本に分布するアブラナ科の越年草で、日本では長崎県対馬と広島、岡山に自生の記録があります。広島では、1960年代に採集された標本がありますがその後確認されていません。

 現在は広島県、岡山県ともに絶滅したと考えられるうえ、対馬の自生地もごく限られているため、日本では最も絶滅の危険度が高い植物とされています。本園のハナナズナは、生育域外保全のため、対馬産の種子から育てているものです。

(園内位置:ロックガーデン)
7/14 臨時休園のお知らせ
広島市植物公園ブログ

7/14 臨時休園のお知らせ

 本日(7/14)、佐伯区五日市観音西学区に避難勧告が引き続き発令されているため、臨時休園します。

 園内の安全点検及び施設の損壊等があった場合には復旧作業が必要となるため、 明日以降の開園については、再度情報提供します。

 今後の気象状況に十分注意し、安全確保に努めて下さい。


令和2年7月14日8時30分   植物公園管理課
今日の植物公園(夏の大温室)
広島市植物公園ブログ
2020/07/13

今日の植物公園(夏の大温室)

 天気予報によると、今週は雨続きの1週間となりそうです。植物公園では、雨の日でも、6つの温室で傘を差さずに植物を観賞することができます。

 このような日は写真は取りにくいですが、来園者が少ないので、密を避けてゆったりとした時間をお過ごしいただけます。

 「今日の植物公園」では、今が見ごろの大温室の植物を写真でご紹介します。すべての写真は今日の午前中に撮影しました。

大温室入り口・水辺のコーナー~ジャングルコーナー

アンスリウム
ヒメノカリス
クンシラン
コチョウラン(ファレノプシス)
スタンポペア・ティグリナ
エンシクリア
コエビソウ
カラテア・ルイザエ ’マウイクイーン’
マランタ・レウコネウラ ’クルショビアナ’
アリストロキア・ギガンティア
ミズレンブ
レンブ
ホワイトサポテ
合掌バナナ
ロブスタコーヒー

フラワーコーナー

ディアンテラ・カンディカンス
チャボイランイランノキ
ブッソウゲ
ヒメアリアケカズラ
ヤエサンユウカ

おまけ1:熱帯スイレン温室

熱帯スイレン温室では、鮮やかな熱帯スイレンを観賞できます。香りもお楽しみいただけます。

香りを楽しめる切り花の熱帯スイレン

おまけ2:バオバブ移植プロジェクトのビデオ

大温室入り口のロビーでは、2018年のバオバブ展で好評を博したバオバブ移植プロジェクトのビデオを上映中です。オーストラリアの自生地から植物公園に植えつけられるまでの11000キロの旅を30分にまとめています。

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