今週の植物公園:園内ぶらぶら散歩
広島市植物公園ブログ
2022/06/29

今週の植物公園:園内ぶらぶら散歩

昨日(6月28日)、広島は梅雨が明けました。
園内を散策してみましょう。

大花壇(令和4年6月29日撮影)(以下同様)

花の進化園へ向かいます。

タイマツバナ

アーティチョーク

フクシア温室へ行ってみましょう。

フクシア温室

室内は涼しいので、蒸し暑い時期には嬉しいですね。

フクシア トランぺッター

サボテン温室に来ました。

アエオニウム まだら黒法師

次は、ロックガーデンへ行ってみましょう。

タイワンシュウメイギク

ベゴニア温室に来ました。
とても涼しいです。

ベゴニア温室

球根ベゴニア

森のカフェに来ました。

森のカフェ

カシワバアジサイ

屋外も温室内も、見どころいっぱいです。
ぜひ、広島市植物公園へお越しください。
はなの輪 第172号を発行しました
広島市植物公園ブログ
2022/06/28

はなの輪 第172号を発行しました

 広島市植物公園では、植物友の会会員向けに会誌「はなの輪」を定期的に発行しています。植物友の会(年会費無料)にご入会いただいた方には、管理事務所にて、随時最新号をお渡ししています。

 植物友の会の詳細や入会については、こちらのページをご覧ください。 

 さて、今号のはなの輪では、ヌスビトハギのなかま(あの花この花)や、夏の見ごろの花などに関する様々な記事を掲載しています。PDF版で公開しておりますので、この機会にぜひご一読ください。

 なお、はなの輪は、市内の公民館などの公共施設でも、植物公園の機関紙として内容を再構成したものを配布しています。

はなの輪 第172号 目次

  • 表紙 園長のおすすめ「ホヤ・ムルチフロラ」
  • あの花この花
    • ヌスビトハギ(盗人萩)のなかま
  • 植物公園トピックス
    • ビザールプランツ(珍奇植物)展
  • プラントドクターQ&A
    • ハエトリソウの元気がない
    • ヒラドツツジの剪定時期
    • 鉢植えのアジサイの花後の管理
  • 園内の見どころ 夏を彩る花&食虫植物展
  • 7月~9月に見ごろを迎える植物
  • 展示会・イベント案内 
    • 季節の園芸講座・サマーフェアほか
・はなの輪 第172号(2022年7月-9月)[PDF版]
      園長のおすすめ(オオバノトンボソウ)
      広島市植物公園ブログ
      2022/06/26

      園長のおすすめ(オオバノトンボソウ)

      オオバノトンボソウ Platanthera minor (Miq.) Rchb.f.

       ラン科ツレサギソウ属の多年草で、高さは25~60cmになり、茎は直立します。葉は互生し、下の方の2、3枚が大きく、長楕円形になります。葉の長さは10cm、幅3cm程度です。花は6~7月にかけて咲き、総状花序で、黄緑色の花を10~25個ほどつけます。

       園内では、10株ほど見かけましたが、雨の影響か、花をつけているのは、2株のみでした。

       日本では本州、四国、九州に、海外では中国、朝鮮半島、台湾に分布しています。 

      (園内位置:里山の野草園)
      今週の植物公園:ビザールプランツ(珍奇植物)展
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      今週の植物公園:ビザールプランツ(珍奇植物)展

      モリアオガエルの卵塊 令和4年6月26日撮影

       梅雨の最中ですが、連日夏のような暑い日が続いています。日本庭園では、モリアオガエルがようやく卵を産み、昨日までの雨で卵塊が4つに増えました。

       さて、今週の植物公園では、現在展示温室で開催している「ビザールプランツ(珍奇植物)展」の展示内容についてご紹介します。

      展示会場の様子 令和4年6月22日撮影

       まず、ビザールプランツ(珍奇植物)とは何かということから説明したいと思います。

       ビザールプランツ(珍奇植物)とは、「Bizarre(奇妙・奇抜)」+「Plants(植物)」の意味で、根や茎が肥大化した植物「コーデックス(塊根・塊茎植物)」を始めとする多肉植物やエアプランツなど「見た目や生き方が奇抜な植物」「希少で珍しい植物」を指します。コロナ禍で増える「おうち時間」を心豊かに過ごすため、いま、インテリアとしても楽しめるこれらの植物に注目が集まっています。

       それでは早速、会場内にどのような珍奇な植物が展示されているのか見てみましょう。

      ビカクシダの展示

       展示スペースの大半を占めているのが、ビカクシダのなかま。

       「ビカクシダ展」と銘打ってもよいほど充実したコレクション展示になっており、計32品種33点を展示しています。鹿の角に見立てられる葉の形は種類ごとに多様に変化しており、先端が丸まっている物や細く切れ込むものなど、独特の風合いがあります。

      ビカクシダ 'フーンシキ’

      ビカクシダ エレファントティス

      ビカクシダ マウント・ルイス

       その他、会場内には、アリ植物のなかまやアロエなどの多肉植物、ブロメリアなどの変わった植物をあわせて展示しています。 

       本展示会では、なかなか広島では見ることのできない植物(特にビカクシダのなかま)が集まっていますので、この機会にぜひご覧ください。

      アリ植物の展示
      アロエなどの多肉植物の展示

      ブロメリアの展示

      期間中の関連イベント

      イベント名 日時 内容
      ビザールプランツ講習会 7月3日(日)
      11時~正午
      アリ植物の楽しみ方について解説します(展示資料館2階講堂)。先着100名。
      ビザールプランツ実演会 7月10日(日)
      14時~15時半
      ビカクシダの仕立て方について実演・解説します(展示資料館2階講堂)。先着100名。
      植物公園花ごよみ(6月20日号)
      広島市植物公園ブログ
      2022/06/20

      植物公園花ごよみ(6月20日号)

      見どころ案内 第548号
      広島市植物公園ブログ

      見どころ案内 第548号

      見どころ案内 第548号(2022年6月20日発行)
      今週の植物公園:アガベの花茎から
      広島市植物公園ブログ
      2022/06/16

      今週の植物公園:アガベの花茎から

       花が咲いた後、そのまま展示していたサボテン温室のアガベ‘雷神’の花茎をふと見てみると、沢山の子株が出ていることに気づきました。

      アガベ‘雷神’の花茎

      花茎の先端から出た子株

      別の部分にも子株が

       思い返すと、この株には花が咲いたあと種が出来ていたので、種がさやに入った状態のまま発芽したか?と思いましたが、近くでよく見てみると花が付いていた軸の部分(花柄)から新しい芽が分かれて育ってきているようです。

      花柄から伸び始めた芽(矢印)

       なかなか見る機会がない光景ですので、当園にお越しの際はぜひサボテン温室にもお立ち寄りください。
      オオオニバス試乗体験会 参加者募集中
      広島市植物公園ブログ
      2022/06/14

      オオオニバス試乗体験会 参加者募集中

      オオオニバス試乗体験会の様子(イメージ)

       広島市植物公園の夏の風物詩、「オオオニバス試乗体験会(29回目)」を今年も行います。体重30㎏までのお子様が対象で、夏休みの思い出作りにお勧めのイベントです。

       今年も全日、事前申込制となっています。昨年同様、当日先着順の試乗体験はありませんのでご注意下さい。
      • オオオニバス試乗体験会(全日、事前申込制
        • 日付
          • 8月9日(火)・11日(木・祝)・13日(土)
            14日(日)
        • 時間
          • 午前9時半~正午、午後1時~3時半
          • (時間の指定はできかねますのでご了承ください)
        • 定員
          • 各日200人(希望者多数の場合抽選)
        • 対象
          • 体重30㎏までの子ども
        • 申込
          • 申込みはこちらから(第2希望日まで選べます)
          • 往復はがきでの申込みも可能です。催し名・住所・氏名・電話番号・希望日(第2希望まで)を記入の上で、植物公園(〒731-5156 広島市佐伯区倉重三丁目495)までお送りください
          • 申込み締切 7月19日(火)[必着]

      オオオニバスとは

       オオオニバスのなかまは、水草のなかでは世界で最も大きな葉を持つ植物として知られ、その大きな葉の裏に蓄えられた空気によって大きな浮力が生まれます。本園では、「オオオニバス」、「パラグアイオニバス」と両者の交配種である「ロングウッドオオオニバス」を栽培しています。

      現在のオオオニバスのなかまの様子(令和4年6月13日撮影)
      重要:ハナショウブ実演会(6月12日(日))の会場を日本庭園(ハナショウブ園)へ変更します
      広島市植物公園ブログ
      2022/06/11

      重要:ハナショウブ実演会(6月12日(日))の会場を日本庭園(ハナショウブ園)へ変更します

       6月12日(日)11時~実施予定の「ハナショウブ実演会」は、会場を変更し、日本庭園(ハナショウブ園)付近で行います。(大温室横大テントから変更しました。)

      イベント名:ハナショウブ実演会

      日時:6月12日(日)11:00~

      場所:日本庭園(ハナショウブ園)付近

      講師:本園職員

      定員:先着50名(開始30分前より整理券配付)

      植物公園花ごよみ(6月11日号)
      広島市植物公園ブログ

      植物公園花ごよみ(6月11日号)

      見どころ案内 第547号
      広島市植物公園ブログ

      見どころ案内 第547号

      見どころ案内 第547号(2022年6月11日発行)
      今週の植物公園「紫陽花の花守り」
      広島市植物公園ブログ
      2022/06/09

      今週の植物公園「紫陽花の花守り」

       蒸し暑い日が続きます。

       6月だというのに、この暑さ。夏本番を思うと気が重たいです。

       さて、そんな気分を払ってくれるように、園内では鮮やかなアジサイが色づいています。そして、「アジサイ展」では、この時期のうっとうしい気分を払ってくれる紫陽花(アジサイ)の「花守り」を飾っています。摘み取った紫陽花を薬玉などにみたて、玄関や台所などにつるして、厄除けや無病息災、健康、商売繁盛などを祈願し、飾る風習が全国各地に残っているとか。

       紫陽花の「花守り」は、見るだけでも、すがすがしい気分になれます。つるしておくので、しばらくするとドライフラワーにもなり、長く観賞できます。紫陽花の楽しみ方が広がりますね。

      紫陽花の花守り


       さて、今週も、ハナショウブ&アジサイまつり開催中(~6月19日(日))です。園内のアジサイも日ごとに彩りがましています。

      アジサイ ’桜坂’
                       
      アジサイ’ギャラクシー’

       日本庭園では、ハナショウブが満開です。                

            ハナショウブ’鶴の毛衣(つるのけごろも)’
      (菖翁花のひとつ。鶴の毛衣は、鶴の羽で織った白い衣装の意味。)
                
      ハナショウブ’和田津海(わだつみ)’
      (菖翁花のひとつ。古語でワタは海を、ミは神を意味する。)


       6月12日(日)には、10時30分から日本庭園横休憩所でお茶会があります(先着100名)。

      さらに、
      • 6月11日(土)11時~アジサイ実演会(先着50名)
      • 6月12日(日)11時~ハナショウブ実演会(先着50名)                
       週末も、植物公園で、ゆったりお過ごしください。

      園長のおすすめ(イチョウ)
      広島市植物公園ブログ

      園長のおすすめ(イチョウ)

      イチョウ Ginkgo biloba L.


       イチョウは2億年以上前から地球に存在し、「生きた化石」ともいわれ、長寿の象徴される木です。他の木に比べ燃えにくい、腐敗しにくい、ギンナンの実も栄養豊富といった要素が重なり、ご神木として崇められる理由と考えられています。

       自生地は確認されていませんが、中国原産とされています。日本には朝鮮半島を経由し、入ってきたようですが年代は鎌倉説など諸説あり、明確になっていません。

       イチョウ科イチョウ属[1科1属1種]の落葉高木です。
      見どころ案内 第546号
      広島市植物公園ブログ
      2022/06/04

      見どころ案内 第546号

      見どころ案内 第546号(2022年6月4日発行)