園長のおすすめ(イトラッキョウ)
広島市植物公園ブログ
2019/11/12

園長のおすすめ(イトラッキョウ)

イトラッキョウ Allium virgunculae F.Maek. et Kitam. var. virgunculae
イトラッキョウの生育状況(ロックガーデン)

 イトラッキョウは、九州の島嶼部の岩場に自生するネギ属の植物で、11月に紫から桃色の美しい花を咲かせるので人気の山野草です。植物公園のロックガーデンではよく育ち、毎年のようにかわいい花を咲かせます。産地によって花茎の高さや花弁の色形が少し違い、厳密な意味でのイトラッキョウは長崎県平戸島に産し、鹿児島県甑島産のものはコシキイトラッキョウ、屋久島産はヤクシマイトラッキョウという変種になります。

 ネギ属にはラッキョウのほかにニラ、ニンニク、アサツキなどがあって以前はユリ科に属していました。近年遺伝子の研究によってヒガンバナに近縁なことがわかり、新しい図鑑ではヒガンバナ科に分類されています。

(園内位置:ロックガーデン)