今日の植物公園[セントポーリア展]
広島市植物公園ブログ
2020/06/04

今日の植物公園[セントポーリア展]

セントポーリアの園芸品種 令和2年6月4日撮影
会場の展示風景 令和2年6月4日撮影

 「セントポーリアとイワタバコの仲間展」を展示温室にて開催しています(~6月11日まで)。セントポーリアの野生種24種119株のほか、広島セントポーリアの会の会員5名が育成した園芸品種74株など、約400株のイワタバコの仲間を展示しています。

世界のイワタバコ科植物の分布

 イワタバコ科は、世界に約120属200種が分布する大きなグループです。熱帯~亜熱帯地方が原産地で、ほとんどが多年生の草本になります。

セントポーリアの自生地

 セントポーリアの原種は、アフリカ東部のタンザニアからケニアにかけての限られた地域に分布し、湿度の高い蘚苔林(せんたいりん、モッシーフォレスト)にみられる植物です。小型で年間を通して花を咲かせることができることから、「室内花の女王」として、70年代にブームになりました。様々な園芸品種が作出されており、花や葉の形、色が変化に富んでいます。

ストレプトカーパスの園芸品種 令和2年6月4日撮影
シンニンギア・マクロポダ 令和2年6月4日撮影

 本展示会では、セントポーリア以外にもバラエティに富んだイワタバコ科の珍しい原種やきれいな園芸品種をご覧いただけます。貴重なこの機会をお見逃しなく!