友の会ボランティア(サガリバナの増し土)
広島市植物公園ブログ
2019/07/03

友の会ボランティア(サガリバナの増し土)

友の会ボランティアの様子 令和元年7月2日撮影

 植物友の会では、定期的に園内の植栽管理の補助をするボランティア活動を行っています。今回は、大温室の土壌改良(施肥)などを行いました。秋の夜間開園の目玉植物「サガリバナ」がよく咲くように、株もとに新しい土を加えました。梅雨の曇天でしたが、6名の会員の方にご協力いただきました。ありがとうございました。

サガリバナのつぼみ 令和元年7月2日撮影

 さて、このサガリバナですが、早速つぼみが膨らんでおり、来週には花が咲きそうです。夜咲く花ですが、このところ雨続きなので、晴天でなければ午前中の早い時間に観賞することができます。

ソーセージノキの花 令和元年7月2日撮影
ソーセージノキ Kigelia africana (Lam.) Benth.

 そのほかに大温室ではソーセージノキ(アフリカ西部原産・ノウゼンカズラ科)の花が咲いています。果実の形がソーセージに似ていることから、変わった和名がついています(「Cucumber tree:直訳するとキュウリノキ」とも呼ばれています)。こちらも夜咲く花です。大きな4本のおしべが特徴的な花で、コウモリによる受粉に適した花の形をしています。1ヶ月後には、ソーセージ状の果実を見ることができるのではないかと期待が高まります。
Q&A 4.花後の強剪定で樹勢が弱った
広島市植物公園ブログ

Q&A 4.花後の強剪定で樹勢が弱った

Q.落葉花木を花後の4月中旬に強剪定したら弱ってしまいました。何が悪かったのでしょうか。

A.一般に、落葉樹の剪定は、樹が休眠している冬の落葉時期に行います。あるいは、前年の秋までに伸びた枝に花芽を付けるタイプの花木(トサミズキなど)では、花が終わってから次の花芽ができる前も剪定の適期に当たります。ですが、開花直後のまだ出葉したばかりの新芽が固まっていないときに、太い枝を剪定すると、樹勢が弱ることがしばしばあります。なぜなら、春先は活発に成長しているために樹液が大量に流れ出てしまうからです。したがって、4月の剪定はまだ早いと考えられ、新芽の枝が硬くなる5~6月に剪定することをおすすめします。ただ、あまり遅くなると、花芽を落とすことになりかねないので注意します。

 一方、冬剪定では、花芽ができているので、樹形を観察しながら、枯れ枝や不要な枝、太い枝、交差している枝や混み合った小枝を切っておくとよいでしょう。休眠中は樹液の流れがほとんどないので、強剪定が可能です。葉を落としている時期は、枝の混み具合など、姿がよく分かるはずです。

 放任すると樹高が高くなりすぎるので、生垣にしている場合は、花が目線の高さに来るように、計画的に剪定を行いましょう。

 [文 島田有紀子]


強剪定したトサミズキ 令和元年7月2日撮影

出展:はなの輪第160号 プラントドクターQ&Aより

園芸相談について

植物公園では、”緑の相談所”を設置しており、園芸相談員が皆様の花と緑に関する疑問にお答えします。お気軽にお尋ねください。
詳細はこちら:園芸相談(緑の相談所)
園長のおすすめ(ウイキョウ)
広島市植物公園ブログ
2019/07/02

園長のおすすめ(ウイキョウ)

ウイキョウの花 令和元年7月2日撮影
ウイキョウ Foeniculum vulgare Mill.

 魚のハーブとして人気の高い「フェンネル」は、地中海地方原産のセリ科の植物。中国名を「茴香」と書き、日本では「ウイキョウ」と呼び、平安時代にはすでに渡来していたそうです。高さは1~2mになりますが、葉は羽状に4回細裂して糸のように細くなっています。黄色い傘のように見えるのはセリ科特有の複散形花序という花の集まりで、一つ一つの花は大変小さいですが全体では膨大な数を咲かせています。

(園内位置:花の進化園)