園長のおすすめ(イトラッキョウ)
広島市植物公園ブログ
2019/11/12

園長のおすすめ(イトラッキョウ)

イトラッキョウ Allium virgunculae F.Maek. et Kitam. var. virgunculae
イトラッキョウの生育状況(ロックガーデン)

 イトラッキョウは、九州の島嶼部の岩場に自生するネギ属の植物で、11月に紫から桃色の美しい花を咲かせるので人気の山野草です。植物公園のロックガーデンではよく育ち、毎年のようにかわいい花を咲かせます。産地によって花茎の高さや花弁の色形が少し違い、厳密な意味でのイトラッキョウは長崎県平戸島に産し、鹿児島県甑島産のものはコシキイトラッキョウ、屋久島産はヤクシマイトラッキョウという変種になります。

 ネギ属にはラッキョウのほかにニラ、ニンニク、アサツキなどがあって以前はユリ科に属していました。近年遺伝子の研究によってヒガンバナに近縁なことがわかり、新しい図鑑ではヒガンバナ科に分類されています。

(園内位置:ロックガーデン)
見どころ案内 第440号
広島市植物公園ブログ
2019/11/09

見どころ案内 第440号


園長のおすすめ(アリストロキア・トリカウダタ)
広島市植物公園ブログ
2019/11/04

園長のおすすめ(アリストロキア・トリカウダタ)

アリストロキア・トリカウダタ  Aristolochia tricaudata Lem.

 今年もアリストロキア・トリカウダタが咲きました。大温室リニューアルの時に2階のフラワーコーナーに移植され、花は、葉に隠れているので探してみてください。 アリストロキア属の日本名は「ウマノスズクサ属(馬の鈴草)」。花の形に由来するといわれます。広島県にもウマノスズクサやオオバウマノスズクサが自生していて、ジャコウアゲハ幼虫の重要な食草です。大温室では、ほかにもアリストロキア・ギガンテアが花盛りです。

アリストロキア・トリカウダタ 花の全形
アリストロキア・トリカウダタ  花の側面と花筒