園長のおすすめ(ツルバギア・フラグランス)
広島市植物公園ブログ
2020/02/03

園長のおすすめ(ツルバギア・フラグランス)

ツルバギア・フラグランス Tulbaghia fragrans I.Verd.
ツルバギア・フラグランス 花序の全体

 冬のサボテン温室を彩る花の一つです。南アフリカ地方原産の球根植物で、ヒガンバナ科に分類され、同じ科のアガパンサス(ムラサキクンシラン)を小さくしたような姿をしています。花は、普通は薄紫色で、まれにこのような白色の品種もあります。

 この属には20余りの種があって、多くはネギやニンニクのにおいがするのですが、フラグランスには甘い香りがあるので「Sweet Garlic」と呼ばれることもあります。また、命名規約上はツルバギア・シムレリ(T. simmleri Beauverd)が正しいとして紹介している場合もあります。