虫を食べる!? 食虫植物展開催中(~8/19)
広島市植物公園ブログ
2018/07/30

虫を食べる!? 食虫植物展開催中(~8/19)

ハエトリグサ 平成30年7月22日撮影

 7月21日(土)~8月19日(日)まで、展示温室において世界の食虫植物展を開催しています。今年で40回目となる歴史のある展示です。広島食虫植物同好会の会員さんと植物公園のコレクション、あわせて約150点を展示しています。虫を捕らえて食べる植物の不思議な生態と奇抜な形をぜひご覧ください。

ネペンテス・ヴェントリコサ 平成30年7月22日撮影
サスマタモウセンゴケ 平成30年7月22日撮影

 食虫植物が虫を捕まえる仕組みには次の3つがあります。
  1. とりもち式
    • 葉に粘り気のある器官(粘液毛、腺毛)があり、虫が止まると閉じるもの
    • モウセンゴケ、ムシトリスミレなど
  2. わな式
    • 虫の動きを感じて反応して、葉を閉じたりしてはさみこむもの
    • ハエトリグサ、タヌキモなど
  3. 落とし穴式
    • 葉の一部が袋状や筒状になり、中に落ちた虫を消化するもの
    • ウツボカズラ、サラセニアなど
展示の様子 平成30年7月22日撮影


 記念撮影用に、巨大なウツボカズラとハエトリソウの模型を用意しています。捕まった虫の気分で、写真に映ってみませんか?

ハエトリソウの巨大模型

食虫植物実演会(7/22)



 7月22日(日)には、広島食虫植物同好会の安西秀礼氏による食虫植物実演会が開催されました。捕虫様式の解説や実際に捕まえられた虫を示しながら解説が行われ、その合間合間には多くの子どもから質問がありました。うだるような暑さの会場でしたが、ほとんどの方は最後まで参加され、関心の高さが伺えました。

食虫植物実演会の様子