オオオニバスの仮設プール
広島市植物公園ブログ
2018/07/01

オオオニバスの仮設プール

オオオニバスの仮設プール
パラグアイオオオニバスの仮設プール

 今年の夏は熱帯スイレン温室の塗装やガラスを直す工事があるため、温室を使うことができなくなっています。池の水も全て抜いており、熱帯性スイレンやオオオニバスの仲間も育てることができません。

 熱帯性スイレンは小さめの鉢に植え、大温室入ってすぐの池に引っ越しをしましたが、オオオニバスの仲間を育てるのには手狭なため、専用のプールを作りました。3m四方、深さ90cmの大きさで、ターポリンという素材を使い、足場管を使って支えにしています。水圧というのは想像をはるかに超えて大きく、2度ほど作り直してなんとか使えるようになりました。夏の間はこのプールで栽培し、とりあえず熱帯スイレン温室が再開してから育てる苗をつくるための種とりを行います。

  意外に大きく見えるかもしれませんが、オオオニバスにとってはこの環境でも十分に広いとは言えず、例年ほどには葉が大きくならないと予想されます。申し訳ありませんが今年度の「オオオニバス試乗体験会」は開催できません。楽しみにされていた方には本当に申し訳ありませんが、どうぞご了承ください