広島市植物公園
2019-05-07T10:18:00+09:00
双頭のゴジラ?進化園に出現!
2019-05-07T01:18:06Z
広島市植物公園ブログ
https://1.bp.blogspot.com/-B1yCgjKBf7g/Wl7JhPmQz8I/AAAAAAAAAQw/UEu_56RXHLsMF9mDqDKzh4uN3Ntg4o_DACK4BGAYYCw/s113/test.png
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帯化したジギタリス 令和元年5月6日撮影 |
花の進化園のジギタリス(
Digitalis purpurea L.[オオバコ科])のなかに、変な形をした株が紛れています。近づいてみると双頭のゴジラの様にも見えます。すわ、新種のジギタリスかとも考えたくなりますが、残念ながらただの奇形です。帯化現象(fasciation)といって、茎の頂端にある生長点に異常が生じることで、茎の先端が帯の様に広がったり、複数の枝がひっついたりします。サボテンや多肉植物では、珍奇な形質の品種として愛好されています。また身近なところでは、路傍のタンポポやユリでときどき見かけることもあります。
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ジギタリスの花序 令和元年5月6日撮影 |
ちなみに、帯化していない普通のジギタリスの株はこのような感じです。
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帯化した株の花序 令和元年5月6日撮影 |
この株の花は今が咲きはじめ。うっかり通り過ぎそうな場所に咲いていますので、気をつけて探してみてください。