キク展(中国菊)開催のお知らせ(10/24~11/8)
広島市植物公園ブログ
2020/10/20

キク展(中国菊)開催のお知らせ(10/24~11/8)

過去の展示の様子

 10月24日(土)~11月8日(日)まで屋外展示場でキク展を行います。当園のキク展は広島市の友好都市である中国の重慶市から贈られた中国菊をメインに展示しています。

 キク(家菊)は日本の植物のように思われがちですが、元々日本にはタンポポやノコンギクなどのキク科の植物しかありませんでした。観賞用としてのキク(家菊)は奈良時代から平安時代ぐらいに中国から渡来して定着したものと言われています。

 江戸時代になるとキクの栽培がブームとなって品種改良が進むとともに、菊花展や菊人形などの文化も誕生しました。この発展した日本のキクが中国に逆輸入され、中国のキク事情を一変させたと言われています。

金背大紅(ジンベーダーホン)

 中国菊には暗褐色や緑がかったもの、花の中心と外側で色が違うものなど独特の花がありますが、国内では当園以外ではほとんど見ることができません。この機会に観賞されてみてはどうでしょうか。

緑窓紗影(ルィツァンサーイン)

職員による植物うんちくガイド

 10月24日(土)11時~12時に展示資料館2階講堂で職員による植物うんちくガイドを行います。中国菊やキクについての解説を行いますので、興味のある方はぜひご来園下さい。