小さなカカオの実がつきました
広島市植物公園ブログ
2020/10/26

小さなカカオの実がつきました

カカオの木(令和2年10月26日撮影)

 大温室内にはチョコレートの原材料として有名なカカオの木があり、そのカカオに3~5cmぐらいの小さな果実がいくつか付いています。

カカオの果実(赤実)(令和2年10月26日撮影)

カカオの果実(緑実)(令和2年10月26日撮影)

 カカオは幹に花を咲かせて果実をつける幹生花で、この果実からチョコレートの原料になるカカオマスを作ることができます。
 花は虫媒花ですが、当園では職員が人工受粉を行っています。ただ非常に実つきが悪いため、職員が何百個と根気強く人口受粉をして、今回やっと5個ほどが結実したそうです。

カカオの花(令和2年10月26日撮影)

結実したばかりの果実(緑実)(令和2年10月26日撮影)

 このまま順調に大きくなれば、来年の2月ぐらいには大きさが20~30cmほどの果実(カカオポッド)を見ることができると思います。