広島市植物公園
2021-10-28T09:03:00+09:00
今週の植物公園:工芸作物
2021-10-28T00:03:34Z
広島市植物公園ブログ
https://1.bp.blogspot.com/-B1yCgjKBf7g/Wl7JhPmQz8I/AAAAAAAAAQw/UEu_56RXHLsMF9mDqDKzh4uN3Ntg4o_DACK4BGAYYCw/s113/test.png
今回は園内にある工芸作物をいくつか紹介してみたいと思います。工芸作物とは加工、製造工程を経て、製品になる植物のことで、身近な植物だとチャノキが工芸作物になります。
チャノキ(ツバキ科)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjhi1_xGieTwDBNmAa57YdRkvpby15s-eGXUBnhJxAaAY-DdeviLsp_xjG0Hnp7uheTH8JjrpgpsOYRgbu_TwmGDgQROIZ6iWgPQRRab79rxe2TMpWinUMKcFhrM97G5IVu_Iz69vZcxAn1/w400-h300/PA265904.JPG) |
令和3年10月26日撮影 |
チャノキは主にアジアで広く栽培されている植物で、名前のとおり葉からお茶を作ることができます。摘採後の発酵過程によりできるものが違い、発酵させないものが緑茶、半発酵させたものが烏龍茶、完全発酵させたものが紅茶になります。
コーヒーノキ(アカネ科)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgl6m4p5p64ZzR1snL_LZhBz0Zn_EowOfqFAwsO_1nxrUJOqyMmMftXRsvC9s78bSuVac73LcxCQv69iMHZhwZ4QWfj7H8JBKopldnPk82bJAQSXbINgSLjyBwfL1xig55yXUgpm6TBS6TJ/w400-h300/PA265897.JPG) |
令和3年10月26日撮影
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コーヒーノキはほとんどが赤道付近のコーヒーベルトと呼ばれる地域で栽培されており、こちらも名前のとおり果実からコーヒー豆を作ることができます。コーヒーの原料となる種はいくつかありますが、アラビカ種とロブスタ種が有名で、アラビカ種はレギュラーコーヒー、ロブスタ種はインスタントコーヒーによく使われています。
サトウキビ(イネ科)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjjehfC421AE0yCI22E0Z3YrezUtQqgOD8wcmvyRmrplTjsNhWzy1A4xGZgbwi9iIgiTHMXOUMMz1nWfGe3h3VShMwwgaslHcri-naicG3YMdGODKIO9cPc8bzHzSK-Allui-LkTxs2aKr1/w300-h400/PA265871.JPG) |
令和3年10月26日撮影
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サトウキビは世界中の熱帯、亜熱帯で栽培されている植物で、茎を搾った汁を精製することで砂糖が作られます。近年ではバイオエタノールの原材料としても使われています。
ワタ(アオイ科)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg0N1TL0J6Szg-hG9_ymuB9jZycDQ5whMZZjZU9Y-62Gpz5RO4oiEyFryLQcUABpWgqDBegPLxxn6XQEovAY20HfkVqtyhggqqyqc2mkRhaVCtrZOtIt7oXxx80qcIcyJJCPH23ZOqJydnX/w400-h300/PA245823.JPG) |
令和3年10月24日撮影
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ワタは世界各地で栽培されている植物で、実が弾けて出てくる繊維(種子の周囲についているもの)からは木綿(もめん)が作られます。木綿は合成繊維が発明されるまでは衣類の主原料でしたが、今でも衣類を含め布団や座布団などに多く使われています。
アイ(タデ科)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEizCe-8g8OZDON08MiSi8lakMInZ5o7Kuv2dy6GXttLwJKZG3MMPo1CAU19gbXMehBsvDFxczqlqAlZZU8sOBXOcx7-KxEaWQW-5ZhNB_9Uos-SjN_lPh-4iXzCGGvGll2reQ-PxQNFrI9T/w400-h300/PA245829.JPG) |
令和3年10月24日撮影 |
アイは日本国内にも自生している植物です。葉を発酵させて藍染の染料としていました。今年の大河ドラマ「青天を衝け」にも登場しているので、ご存じの方も多いと思います。
コンニャク(サトイモ科)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhlbiEX5VWTjhyphenhyphenBpsK5sAFRQk4f9hyphenhyphenRgq8C_IPO_keF6E6D7mGlx9rI6frsd_vGq4Gr6G1_x14utFPCVW3yoEgl2hx_Q_qHEED3kav0FgEkMSf47GVE1VGsqcjqzBBspMG0bAu3maDJy6Gs/w400-h300/PA265916.JPG) |
令和3年10月26日撮影 |
コンニャクは東南アジアや日本の南部に自生している植物で、この塊茎から加工して皆さんがよくご存じの蒟蒻(こんにゃく)が作られます。地上部に見える部分は全て一枚の葉からできており、よく観察すると全て繋がっているのが分かります。