今日の植物公園(キク科植物)
広島市植物公園ブログ
2020/11/01

今日の植物公園(キク科植物)

 園内にあるキク科の植物が見頃となっているため、いくつか紹介してみたいと思います。

コスモス 'センセーション'(令和2年10月31日撮影)

 レストラン前のコスモスは満開になっています。現在は二番花が咲いています。
 11月7日(土)の午後1時~3時には先着200名でコスモス摘み取り体験を行います。コスモスをお一人様10本まで摘み取ってお持ち帰りいただくことができます。

コスモス 'イエローキャンパス'(令和2年10月31日撮影)

 元々コスモスの原種の花色は白やピンクなどで黄色はありませんでしたが、世界で始めて玉川大学が品種改良によって黄色のコスモスを作りました。さらに品種改良を進めた結果、黄色が強いイエローキャンパスが作られました。カスケードや花の進化園で展示していますので、ぜひご覧ください。

ダリア 'ペチカ'(令和2年10月31日撮影)

 ダリアは江戸時代に日本に渡来し、長い時間をかけて品種改良され多種多様な色や大きさのものが作られました。もともとの花の形がボタンに似ていたため、別名「天竺牡丹」(テンジクボタン)とも呼ばれます。

食用菊 延命楽(もってのほか)(令和2年10月31日撮影)

食用菊 松風(令和2年10月31日撮影)

 西日本では馴染みがありませんが、新潟県や東北地方では食用菊という食べられるキクが栽培されています。普通のキクと比べて苦みが少なく甘みがあるのが特徴で、和え物や酢の物、ちらし寿司などに利用されています。ダリア、食用菊とも花の進化園で見ることができます。

キク展の様子(令和2年10月31日撮影)

金背大紅(ジンベーダーホン)(令和2年10月31日撮影)

 現在屋外展示場で開催しているキク展の中国キクはいくつか開花しましたが、見頃になるのには来週以降になりそうです。その他、ロックガーデンや里山の野草園では、日本の野生菊の花も咲いていますので、こちらも合わせてごらんください。