ローズフェスティバル開幕♫(~27日)
広島市植物公園ブログ
2018/05/12

ローズフェスティバル開幕♫(~27日)

サマーダマスク(Summer Damask) 平成30年5月12日撮影

 バラの季節がやってきました!今日(12日)からローズフェスティバル2018が開幕します。期間中はバラの講演会やミニ講座、ローズガイドツアーなどイベントが盛りだくさん。県下最多850品種のバラをぜひご覧ください。

イベントちらし・パンフレット

NHKニュースで紹介されました。


ロースガイドツアー

解説をする大矢技師(バラ園担当)

 ローズフェスティバルの開幕イベントは「ローズガイドツアー」。バラ園担当の大矢技師が「香りのバラ」をテーマにバラ園の解説を行いました。ツアーで解説したバラの一部をブログでも紹介します。

オフェリア(Ophelia)HT 平成30年5月12日撮影

 オフェリアは1912年作出のハイブリットティー(HT)。シェイクスピアの戯曲ハムレットの恋人オフェリアに因んだ名前です。高芯剣弁の花型を確立した名花としても有名で、多くの直系品種が作出されています。


パパメイアン(Papa Meilland) HT 平成30年5月12日撮影

オクラホマ(Oklahoma) HT 平成30年5月12日撮影

 パパメイアンとオクラホマは黒バラの代表的な品種です。交配親がシャルル・マルランで同じであり、ミスターリンカーンとあわせて、黒バラの名花3兄弟とも呼ばれます。ダマスク・モダンの強い香りが漂っています。

ヤエハマナシ(Rosa rugosa) 原種 平成30年5月12日撮影

 植物公園ならではのバラといえば、原種のコーナー。ハマナシの花は終わりましたが、八重のハマナシはまだまだ咲いています。寒冷地でバラを楽しむために、ハマナシを基に改良された品種群(ハイブリット・ルゴザ HRg)もあります。


サラバンフリート(Sarah Van Fleet) HRg 平成30年5月12日撮影

 サラバンフリートは1926年にアメリカで作出された半八重の品種です。片親がハマナシなので、トゲが目立ちますが、病気に強く強健です。

レディ・ヒリントン(Lady Hillingdon) T 平成30年5月12日撮影

 レディ・ヒリントンは1910年に作出された品種で、金華山という和名(別名)があります。中国原産のロサ・ギガンテアに由来するティー(お茶)の香りを持つ系統ですので、紅茶のような優しい香りがします。