広島市植物公園
2020-05-02T15:10:00+09:00
今日の植物公園[5月2日号]
2020-05-02T06:10:06Z
広島市植物公園ブログ
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本日の話題:咲き始めたアヤメの仲間たち
5月を迎え急に気温が上がってきました。見頃の花を探しに園内を歩いていると、アヤメの仲間がたくさん咲き始めていることに気づきます。5月ごろになると、早咲きのものから順にアヤメの仲間が次々に咲いてきます。
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シャガ |
大温室の前の木陰にはシャガがたくさん咲いていました。アヤメの仲間は日当たりを好むものが多いですが、シャガは明るい日陰などやや湿った場所を好みます。白地に紫と橙色の斑点が冴え、木陰でもよく目立ちます。
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カキツバタ |
スイレン温室の前の水生植物のコーナーではカキツバタが数輪、花を咲かせていました。涼やかな顔つきのカキツバタはアヤメの仲間の中で最も水気を好みます。自生地は湿地や池などで、植物園で栽培する際も鉢植えを水中に沈めて管理しています。
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イチハツ |
花の進化園ではイチハツが咲き始めていました。アヤメの仲間で先駆けて早く咲くことから「一初」の名がついたとされています。外側の大きな花びら(外花被片)に白色のとさか状突起があるのが特徴です。
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満開が近いイチハツ |
残りのつぼみも色付いており満開が近づいています。こちらのイチハツは一昨年植え替えを行いました。その後順調に生育し、今年はたくさん花をつけてくれました。
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ジャーマンアイリス |
イチハツのすぐ近くにはジャーマンアイリスも咲いています。ジャーマンアイリスは品種改良が盛んにおこなわれており、非常に多くの花色や花形のバリエーションがあります。丈夫で育てやすいことからよく栽培されているのを見かけます。
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アヤメ |
花の進化園から日本庭園に向かって坂を下りると、アヤメが見頃を迎えていました。外花被片の付け根が黄色くなって、そこに網目模様が入っているのがアヤメの特徴です。
こうしてみるとアヤメの仲間にもいろんな花があることに気づきます。これらの花を楽しみながら5月が過ぎると今度はハナショウブが見頃を迎えます。ハナショウブが咲く頃には、植物公園をゆっくり散策しながら花を楽しんでいただける状況になることを願っています。