バオバブの背番号(No.94)
広島市植物公園ブログ
2018/03/11

バオバブの背番号(No.94)

2018年3月8日撮影 番号の書かれたオーストラリアバオバブ
大温室のリニューアルオープンから1週間、多くの方に御来園いただいています。シンボルツリーのオーストラリアバオバブですが、幹に番号が書かれていることにお気づきでしょうか?

 この番号は、オーストラリアの現地で輸出申請をするための登録番号で、下側にはおおよその幹の太さが書かれています。オーストラリア貿易投資促進庁のサイトに、このバオバブのプロジェクトが輸出事例として紹介されました。バオバブの特徴についてもよくまとまっていますのでぜひご覧ください。
まだまだ花の少ない大温室ですが、熱帯古城の下にあるランコーナーは花盛りです。原産地別に東南アジアのランと中南米のランに分けています。中南米のランコーナーを見上げると、ショクダイオオコンニャクの並木がそびえています。

2018年3月8日撮影 東南アジアのラン
2018年3月8日撮影 中年米のランとショクダイオオコンニャク

フラワーコーナーではピンクボール(ドンベア)が咲きました。手のひらよりも大きな葉も特徴的です。

2018年3月8日撮影 ピンクボール(ドンベア)

 ブラジル原産のパボニア・グレドヒリイも見頃。見た目からはわかりにくいですが、ハイビスカスと同じアオイ科の植物です。赤色で目立つ部分は花ではなく、「副がく片」と呼ばれる花を包む組織になります(外側から副がく片→がく→花)。ウナズキフヨウなどハイビスカスのなかまはちらほら咲いています。

2018年3月8日撮影 パボニア・グレドヒリイ