広島市植物公園
2021-06-02T14:28:00+09:00
今日の植物公園[6月1日号]:大温室から・・・
2021-06-02T08:20:03Z
広島市植物公園ブログ
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今日は、大温室の植物のうち、本日、目に留まった植物をご案内します。
フチベニタコノキ(タコノキ科) |
まずは大温室正面から入ってすぐ左に植えられているフチベニタコノキです。実が付いていました。ビヨウタコノキの別名もあります。写真では手前の葉が邪魔をしていますが、実はパイナップルに似た形をしており、完熟すると食べることができます。
少し進むとモンパノキがあります。花が咲いていました。これまであまり意識したことが無かったのですが、確かにワスレナグサなどと同じ特徴の花を咲かせており、ムラサキ科であることを実感しました(個人の感想です)。
ベンガルボダイジュ❛クリシュナー❜(クワ科) |
ちなみに、ベンガルボダイジュ(巨木)はこちら。オーストラリアバオバブと並ぶ、大温室のシンボルツリーです。
ベニノキが赤い実を付けていました。仮種皮(種子の表面をおおっている付属物)に橙色の染料の原料となる成分が含まれており、食品や布に着色するのに使われているようです。
近くにカカオが植わっており、実がなっています。株によって実の色が違い、橙色の実と黄色の実が成るものがあります。
カタトゲパンノキ(クワ科) |
スロープ脇に植えているカタトゲパンノキ(モンキージャック)に花が咲いています。小さな花がたくさん集まった球形の花序を作り、雄花からなる花序と雌花からなる花序が見られます。雄花序(写真右側)は刺状の突起があり、雌花序(写真左側)と区別することができます。
パパイヤ(パパイヤ科) |
パパイヤの実が成っています。
チューインガムノキ(アカテツ科) |
チューインガムノキも実が成っています。樹液から、チューインガムの原料となる成分(チクル)がとれます。熱帯地域で生産され、果実は生食のほかジャムやシャーベットなどに使われています。(しっかり熟したものは美味しいですが、熟度がいまいちなものは渋柿のような食感でうっかり食べると悲惨なことになります:筆者談)
ヒスイカズラ(マメ科) |
本日の最後はピンポンノキです。小さな花がたくさん咲いています。うまくいくと、このなかのごく一部が結実し、えんじ色の果皮にピンポン玉より少し小さいくらいの大きさの種子(色は黒)が包まれた、ユニークな果実が成ります。