今日の植物公園〔6月19日号〕:21日からの再開園に向けて
広島市植物公園ブログ
2021/06/20

今日の植物公園〔6月19日号〕:21日からの再開園に向けて

 6月21日(月)から、再開園することが決まりました。残念ながら講習会や園内案内などのイベントが、まだ開催できない状況は続きますが、園内をご覧いただけるようになりますし、展示会も感染対策を講じたうえで開催できることを喜んでおります。

 そんなわけで、園内も再開園に向けて準備が進んでいます。

キンギョソウ
 
 切符売り場を入ってから大温室までの「カスケード」が賑やかになってきました。

熱帯スイレン温室

 熱帯スイレン温室では、大温室との境目のところに、「エアープランツ」の一種として知られているサルオガセモドキ(パイナップル科)の「のれん(?)」を新調しました。

ハス

スイレン

 熱帯スイレン温室を出たところの水槽では、ハスはまだ咲いていませんが、温帯性のスイレンは咲いています。

ウチョウラン

 フクシア温室の入口では、咲き揃ったウチョウランがお出迎えしてくれます。

フクシア温室

 フクシア温室の中に、鉢がきれいに並びました。

野生ランのコーナー

 フクシア温室内の「野生ランコーナー」も開花株が並びました。

展示温室

 展示温室では、「夏のカラフルリーフ展」の準備が進んでいます。

屋外展示場

 屋外展示場では、アジサイ展の準備がほぼできあがりました。

 さて、今日は、もう一つ大きな作業がありました。

オオオニバスの仲間の植え替え

 オオオニバスの仲間の植え替えです。これは、8月に行われる予定の、「オオオニバス試乗体験会」に向けて、本格的に株を大きくするための植付(定植)作業です。

植え替え前の様子

新しい株を植え付ける用意をしている

若い株を定植した

 本園には、オオオニバスの仲間は「オオオニバス」「ロングウッドオオオニバス」「パラグアイオニバス」の3種類があります。

 一連の写真は、パラグアイオニバスの植え替えの様子です。まず、植え替えしやすいように、池の水位を少し下げ、植える場所の土をかき混ぜてほぐし、そこに若い株を植えます。植え終わると、水を補充して、水位を戻します。

 オオオニバスの仲間はとても大きくなるのが早く、この時期だと、円形の葉の直径が40㎝くらいの苗の状態から2か月くらいで、直径1m以上の大きな葉を出すまで成長します。たびたびご来園いただき、大きくなる様子を見ていただければとてもうれしいです。