春の洋ラン展が始まりました
広島市植物公園ブログ
2019/04/30

春の洋ラン展が始まりました

 4月27日(土)から、春の洋ラン展が始まりました。

 今回のテーマ展示は、新元号「令和」にちなんで、万葉集にかかわりのあるランを展示しています。

シュンラン 2019年4月27日撮影

 (とき)に、初春(しよしゆん)(れいげつ)にして、()()(かぜ)(やはら)ぎ、(うめ)鏡前(きやうぜん)()(ひら)き、(らん)珮後(はいご)(かう)(かをら)

 新元号「令和」の典拠となった万葉集にある一文ですが、この「蘭」はシュンラン(春蘭)を指すという説があります。

テーマ展示 万葉集にかかわりのあるラン 2019年4月27日撮影

シュンラン(手前)とウメ(奥) 2019年4月27日撮影 
シラン 2019年4月27日撮影

 もう一つ、万葉集に出てくるランといえば、シラン(紫蘭)です。丈夫で畑土でも栽培可能なので、よく見かけるランです。

ディサ キューエンシス 2019年4月27日撮影

 ディサは南アフリカなどが原産のランで、「ディサ キューエンシス」はその交配種です。暑さ寒さに弱く、栽培が特に難しいランですが、5株同時に見事に開花させというたということで、快挙です。今回の春の洋ラン展で、広島市植物公園長賞に輝きました。

春の洋ラン展 会場 2019年4月27日撮影

 春の洋ラン展の会場には、春咲きの洋ランがたくさん展示されています。会期は5月2日(木・祝)までですので、お早めにお越しください。