さくらだより(3月24日時点)
広島市植物公園ブログ
2021/03/24

さくらだより(3月24日時点)

 ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)、ヤマザクラ、ヒロシマエバヤマザクラ(広島江波山桜)、タカネザクラ(ミネザクラ)、オオヤマザクラ、ベニユタカ(紅豊)が開花しました。

ヤエベニシダレ(令和3年3月24日撮影)

 ヤエベニシダレは先立って紹介したベニシダレより花の色が濃く、八重咲きになった品種です。


ヤマザクラ(令和3年3月24日撮影)

 ヤマザクラは日本固有種のサクラで、花と葉が同時に展開するのが特徴です。ソメイヨシノが普及するまでは、サクラと言えばこの種を指していました。


ヒロシマエバヤマザクラ(令和3年3月24日撮影)

 ヒロシマエバヤマザクラは広島市の江波山にあるヤマザクラが突然変異してできたとされる品種で、通常のヤマザクラよりも花弁(花びら)が多いのが特徴です。


タカネザクラ(ミネザクラ)(令和3年3月24日撮影)

 サクラの野生種の一つで北海道から本州中部の山岳地帯にあるサクラです。山岳地帯にあることから別名ミネザクラ(峰桜)とも呼ばれます。


オオヤマザクラ(令和3年3月24日撮影)

 こちらもサクラの野生種の一つでヤマザクラと比べて花や葉が大きいのが特徴です。


ベニユタカ(令和3年3月24日撮影)

 ベニユタカはマツマエハヤザキ(松前早咲)にリュウウンインベニヤエ(龍雲院紅八重)を交配して作られた品種です。花は大輪の八重咲きで花弁の色は濃紅色のためよく目立っています。


越の彼岸桜(令和3年3月24日撮影)

 朝晩が冷え込むためか、越の彼岸桜やマメザクラの花が余り散っていません。次の雨が降るまでは観賞できそうです。

サクラ観賞時のお願い

 芝生広場の斜面は急傾斜でとてもすべりやすく、大変危険です。来園者の安全のため、また植栽保護のため、園地には立ち入らないようにお願いします。通路から離れてご覧ください。

お花見について

 3月15日付で広島市より「新型コロナウイルス感染拡大防止のための都市公園等での花見に関する要請」が出ています。これらを守ってサクラを観賞していただくようお願いします。

取材報道

2021年さくら開花状況

主な品種 3/24
カンザクラ(早咲き)
カワヅザクラ
カンザクラ(晩咲き)
カンヒザクラ
ケイオウザクラ
マメザクラ散り始め
乙女東彼岸散り始め
越の彼岸桜散り始め
ソメイヨシノ六分咲き
ベニシダレ満開
ヤエベニシダレ開花
ヨウコウザクラ散り始め
小松乙女満開
伊豆吉野七分咲き
八重紅彼岸七分咲き
 エゾヤマザクラ五分咲き
 仙台屋二分咲き
八重紅大島五分咲き
 オオヤマザクラ四分咲き
 ヤマザクラ三分咲き
 ベニユタカ一分咲き
 ヒロシマエバヤマザクラ開花
ウコンつぼみ
 御衣黄つぼみ
サトウソメイ 三分咲き
 ヤエベニトラノオつぼみ
関山 つぼみ
オオシマザクラつぼみ
サトザクラ類
(一葉など)
つぼみ
ヤエザクラ類
(普賢象など)
つぼみ
キクザクラ系
(遅咲き)
つぼみ