今日の植物公園[5月16日号]:大温室の迷い鳥
広島市植物公園ブログ
2021/05/16

今日の植物公園[5月16日号]:大温室の迷い鳥

本日の話題:大温室の迷い鳥(ヒヨドリ)


 中国地方は早くも梅雨入りし、連日雨天が続いています。日本庭園では早速モリアオガエルが卵を産み付けていました。ササユリやスイレンなどの初夏の花も続々と開花しています。

 さて、今日の話題は大温室からお届けします。臨時休園で静かなはずの大温室から、賑やかな声が聞こえてきました。甲高い声が温室中に響き渡っています。

 周りを見渡しましたが、やはり誰もいません。どうやら職員が叫んでいるようではなさそうです。

 声の主を探してみると、アメリカネムノキの枝にヒヨドリが留まっているのを見つけました。

アメリカネムノキに留まるヒヨドリ 令和3年5月16日撮影

 大温室の中は、天敵となるタカやカラスもおらず、餌となる熱帯果樹もたくさん実っているので、ヒヨドリにとっては天国の様な環境かもしれません。ちょうど熟したパパイヤをおいしそうに啄ばんでいるところを動画に撮ることができました。



 大温室の天窓や側窓が開いているときには、時々小鳥が迷い込んでくることがあります。普段はすぐに出ていくのですが、今日の様な雨天の日は気温が上がらないので、自動で天窓が閉まり、なかなか出ていくことができません。雨宿りもかねて、しばらくは大温室に留まっているかもしれません。迷い鳥ですので、暖かい目で見守りたいと思います。

今日の大温室の様子 令和3年5月16日撮影