広島市植物公園
2021-05-20T17:19:00+09:00
今日の植物公園[5月20日号]:園内ぶらぶら散歩(3-2)
2021-09-01T04:06:15Z
広島市植物公園ブログ
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2021/05/20
季節の花,
今日の植物公園
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今日は雨が降っているのでベゴニア温室を回ってみようと思います。今日の植物公園[5月20日号]:園内ぶらぶら散歩(3-2)
ベゴニア温室の真ん中に巨大ベゴニアがあります。木立性(こだちせい)交配種のコラリーナ・ドゥ・ルッツェルナです。ベゴニアは一般的に「球根性」「根茎性」「木立性」の3つのグループに分かれます。簡単に言うと「球根(根茎)がなくて茎が直立するベゴニア」が木立性の特徴です。
左側のガラス奥はバックヤードです。
キレイな花が咲いています。ずらっと並べてあります。
ベゴニア温室真ん中の少し上の入口から見て左側です。
こちらは入り口から見て右側です。以下の2品種(緑霞、紅彩)は広島市植物公園が独自に育種したものです。公立の植物園による草花類等の品種登録は日本で初めてでした。
木立性の緑霞です。写真の真ん中です。矢竹(やたけ)型(茎に節ができるタイプ)木立性ベゴニアでは世界初の黄花品種。矢竹型木立性ベゴニアの黄花品種はひとつもなく、世界中のブリーダーのあこがれでした。広島市植物公園では約20年にわたって黄花ベゴニア誕生に力を注ぎ、ようやく成功しました。光沢のある葉と黄色の花の調和がよく、自然にこんもりとした形に仕上がるので、鉢物として最適です。
木立性の紅彩です。緑霞によく似た草姿でピンク色の花が咲きます。ピンク色で小輪の花が下の方から咲き、ほとんど全ての枝に花がつくので、写真のように、株全体が花に覆われ、シャンデリアのように美しいです。分枝性がよく、自然にこんもりとした形に仕上がるので、鉢物としてバランスがよいです。
木立性の炎の舞です。紅彩の父親です。
ベゴニア温室は通年できれいに咲いた花を見ることができます。臨時休園が終わったら、ぜひ足をお運びください。