ゾウコンニャクの植替え
広島市植物公園ブログ
2018/04/24

ゾウコンニャクの植替え

 4月20日は休園日でしたが、ゾウコンニャクの植え替えをしました。ゾウコンニャクは非常に珍しいコンニャクの一種で栽培が難しく、植え替えにも非常にデリケートな作業が要求されます。また、大きな植物体となるために容器で栽培する場合には非常に大きな容器が必要で、大掛かりな作業となります。

 今回植替えした株は、4月19日に開花し、その日の夕方には独特の異臭を放っていました。20日はかなり香りは和らいでいましたが、それでもいくらか残り香を楽しむ(笑)ことができました。

 コンニャクの植え替えは、根が伸び始める直前が最適とされており、葉や花が開いたときには根が伸びていることがあり、今回のタイミングは少し遅れ気味ということになります。しかし、今を逃すとさらに植え替えに好ましくない時期になってしまうため、植え替えを敢行しました。

植え替え前の状態

 花が咲いており、葉はまだ出ていません。

刷毛を使った植え替え作業

 土を掘り始めました。スコップなどを使うと、もしも根が出ていた場合に根を傷める危険性があるので、手で土を掘ります。また、イモに傷をつけることを防ぐために、微妙なところは指ではなく刷毛などを使って優しく土を取り除きます。

掘り進めたゾウコンニャク

 かなり掘り進みました。いくらか根が出ていましたが、今回は全て大きくしたい母球ではなく、分球しようとしている芽から出た根でした。分球が多いと母球が大きくならないため、これらの芽は後で切除します。ですから、幸いにして、傷めてはいけない根は、まだ出ていませんでした。


コンニャクイモの体重測定
重さは41kg!

 掘り上げた球根の重さを量ってみました。はかりでは45kgを指していますが、座布団にした袋が約4kgなので、実際には約41kgの重さでした。
 
コンニャクイモの洗浄
 
球根についている土を、丁寧に水で洗い流します。場合によっては、このあと球根を殺菌剤の液に浸して消毒することもあります。
 
用土の入れ込み(赤玉土)

 新たに植える鉢の底に、目の粗い赤玉土を入れ、中央を少し盛り上げて球根を置く場所を作ります。

球根を置く場所の準備

 球根を置きます。球根の表面の白くなっているところは、ナイフで芽をかぎ取った跡で、切り口に殺菌剤を塗って腐敗菌が入るのを予防しています。

球根の植え付け
周りに新しい清潔な土を入れていきます。

植付け完了

 新しい土が入りました。球根の上面、花の付け根のところ(少しくぼんだ所)から、新しい根が出るので、このあたりがしっかりと土に埋めれていることを確認します。ナイフで芽をかぎ取った跡の切り口がまだ乾いていないので、すぐには水を与えません。切り口が乾く1~2日後から水やりを始めます。 花は4~5日程度観賞できるので、植え替えで傷んでいなければ23日頃までは見ることができます。しっかり育って、来年も開花したらいいですね!
 
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